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付録F Portletの作成方法について |
すべてのPortletは、javax.portlet.Portletインタフェースを実装する必要があります。javax.portlet.Portletインタフェースは、次のメソッドを定義しています。
Portalが起動されると、initメソッドによって一度だけ初期化され、サービスが開始されます。サービス終了時には、destroyメソッドが呼び出され、すべてのリソースを解放します。このライフサイクルは、Servletと類似します。
processActionメソッドとrenderメソッドは、それぞれAction Request、Render Requestに対応して実行されます。
ユーザからの入力情報(Formへの入力値など)を含むような要求は、Action Requestとして発行されます。Action Requestは、processActionメソッドを呼び出します。processActionメソッドでは、ユーザから入力された要求を処理し、ビューを作成するための情報を生成します。
processActionメソッドが処理されると、続いてrenderメソッドが呼び出されます。renderメソッドは、Portletごとに呼び出され、各Portletのビューを生成します。複数のPortletが画面に表示されている場合に、各Portletコンテンツのキャッシュ有無に応じて、renderメソッドは並列に呼び出される場合があります。
また、ユーザの入力を必要とせず、単に画面を表示するような要求は、Render Requestとして発行されます。この場合、直接renderメソッドが呼び出されます。
通常、Portletを作成する場合は、javax.portlet.Portletインタフェースを実装した抽象クラスであるjavax.portlet.GenericPortletクラスを継承します。このクラスではrender要求時のPortlet Modeに応じて、次の3つのメソッドを呼び出すよう定義されています。
javax.portlet.GenericPortletから派生して、Portletを作成する場合は、これらのメソッドをオーバーライドして各Portlet Modeに応じたビューの生成を行います。
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