ジョブとしてリカバリジョブを登録することができます。リカバリジョブとは、ジョブが異常終了した時に起動されるジョブのことです。
リカバリジョブには、異常時の対処などを行う実行ファイルを登録します。1つのジョブに接続できるリカバリジョブは1つだけです。リカバリジョブは、複数の先行ジョブを接続することはできません。またリカバリジョブの後ろには、通常のジョブは接続できません。リカバリジョブが正常終了した場合、異常終了した元のジョブを再び起動させることができます。以下のような構成のジョブネット(イメージ図)を例に、リカバリジョブの動きについて説明します。
ジョブBが異常終了すると、リカバリジョブDが実行されます。
リカバリジョブDが正常終了すると、元のジョブを再起動する指定がある場合に元のジョブBが1回だけ再起動されます。
元のジョブBが正常終了した場合、後続のジョブCが実行されます。
後続ジョブCが正常終了すると、ジョブネットは正常終了します。
なお、以下のいずれかの場合、ジョブネットは異常終了になります。
リカバリジョブDが異常終了した
リカバリジョブDに元のジョブBを再起動する指定がない
リカバリジョブDにジョブBを再起動する指定があるが、リカバリジョブDが正常終了し、ジョブBが再起動後再び異常終了した