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Systemwalker Operation Manager  解説書

4.1 セキュリティ指針

Systemwalker Operation Managerのセキュリティ指針について、説明します。

Systemwalker Operation Manager利用者の位置付けと役割について

Systemwalker Operation Managerをセキュアに利用するためには、管理者とそれ以外の利用者の役割が明確に分けられていることが前提となります。

システム管理者には、不正な操作を行わない、信頼できる人物を選任する必要があります。

以下に、Systemwalker Operation Managerの利用者の位置付けと役割について説明します。

OS上の
ユーザ

Systemwalker Operation Manager
の利用ユーザ

説明

役割

システム
管理者

システム管理者

業務システムを構成するサーバ機器の管理者権限を持つ人物(Windows版の場合は、Administratorsグループに属するユーザ、UNIX版の場合は、スーパーユーザ)。

運用管理者、運用担当者の登録・削除を行い、運用管理者の役割を包含している。
必要に応じて、運用管理者、運用担当者の業務を兼任する。

運用管理者

運用担当者を管理し、運用業務全体を管理する人物。

業務システムに対する運用担当者の運用担当範囲を設定する。
必要に応じて、運用担当者の業務を兼任する。

一般
ユーザ

運用担当者

運用業務を担当する人物。

運用管理者により許可された範囲で、業務システムへの運用担当業務を行う。

注意

本章では、ユーザを“Systemwalker Operation Managerの利用ユーザ”の分類で記載しています。

ただし、Systemwalker Operation Managerのマニュアル上では、基本的に“OS上のユーザ”で表記し、拡張ユーザ管理機能を利用している場合は、運用管理者は管理者権限を持つOperation Managerユーザ(拡張ユーザ管理機能により、Systemwalker Operation Manager上で登録、管理されるユーザ)、運用担当者は非管理者権限を持つOperation Managerユーザと記載しています。