Systemwalkerスクリプトは、Tcl(Tool Command Language)/Tk(Tool kit)をSystemwalker向けに拡張した言語です。
Systemwalkerスクリプトには、Systemwalker Operation Manager向けに提供される拡張言語と、Systemwalker Centric Manager向けに提供されるサンプルがあります。
Systemwalker Operation Manager向けに提供される拡張言語は、Systemwalker Operation Managerの実行環境のみで動作します。また、Systemwalker Centric Manager向けに提供されるサンプルは、Systemwalker Centric Managerの実行環境のみで動作します。
本書では、Systemwalker Operation Manager向けのSystemwalkerスクリプトについて説明します。
Systemwalker Centric Manager向けに提供されるSystemwalkerスクリプトのサンプルについては、Systemwalker Centric Managerのドキュメントを参照してください。
Systemwalkerスクリプトは、Tcl/Tkをベースにしており、動作するプラットフォームに依存しません。
これまで、業務構築者はプラットフォームごとに用意された業務構築言語の知識の習得および業務の構築をしなければなりませんでしたが、Systemwalkerスクリプトはプラットフォーム共通で扱うことができるため、より効率的に業務の構築ができ、また資源共通化という利点があります。
Systemwalkerスクリプトは、他のジョブファイルと同様にジョブとして実行します。
Systemwalkerスクリプトにより、以下のようなジョブの作成が可能になります。
文字列操作を行うようなジョブ
複雑な条件を判断しながら後続の処理を実行させるようなジョブ(例えば、先行ジョブの終了コードに加えてファイルの存在やファイル内の情報を基に、後続のジョブを決定するようなジョブ)