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Systemwalker Operation Manager  スケジュール分散機能説明書

3.1.3 仮想時間でのスケジュール運用

運用日管理スケジュールを、仮想時間で行うことができます。運用日管理スケジュールを仮想時間で行う場合、サブシステムの設定時に運用日管理スケジュール(テストモード)を指定することで可能になります。同一のサブシステムで通常の時間と仮想時間を混在させてのスケジュール情報の分散を行うことはできません。仮想時間の設定方法は、“2.3.2 運用日管理スケジュール(テストモード)の設定”を参照してください。

仮想時間でのスケジュール情報の分散

仮想時間で、スケジュール分散機能を利用した場合、仮想時間で運用日ごとのスケジュールや持ち越し制御を行います。また、運用変更も仮想時間の日付でマスタDBが置き換わります。

仮想時間の解除

仮想時間を解除する場合は、[スケジュール分散環境設定]ダイアログボックスで、仮想時間運用しているサブシステムのモードを運用日管理スケジュール(テストモード)から運用日管理スケジュールに変更して解除します。解除を適用したとき、仮想時間運用で作成されたスケジュール情報はすべて破棄され、マスタ情報のみ残ります。ただし、仮想時間で運用変更を行っていた場合、マスタ情報は運用変更後の情報となっているため、運用変更前に戻したい場合は、stemBackProject運用変更取り消しコマンドで元の状態に戻します。この場合、運用変更用の情報は戻らないため、事前にjobschprint -r/-Rコマンドで制御文を退避しておく必要があります。

注意

  • 仮想時間を変更する場合、現在の仮想時刻から未来に変更することはできますが、過去に変更することはできません。

  • 運用日管理スケジュールで運用している状態、すなわち運用日管理プロジェクトが存在している状態で、仮想時間を1年越えて変更する場合、同一の運用日のスケジュール情報が存在してスケジュール情報の登録で失敗する場合があります。いったん、運用日管理スケジュール(テストモード)を運用日管理スケジュールに変更し、再度、運用日管理スケジュール(テストモード)にして1年先に仮想時間を進めてください。