以下にJCLの規約を説明します。また、制御文の一覧を示します。
制御文 オペランド |
制御文
1カラム目以降に記述します。
制御文によっては必ず1カラム目から記述しなければならないものがあります(下表参照)。
1行に複数の制御文を記述することはできません。
行を継続して記述することはできません。
制御文 | 意 味 | 記 述 位 置 |
---|---|---|
jobstart | ジョブの開始 | 先頭行のみ記述できます。 |
jobend | ジョブの終了 | 最終行のみ記述できます。 |
stepstart | ジョブステップの開始 | 必ず第1カラムから記述します。 |
stepend | ジョブステップの終了 | 必ず第1カラムから記述します。 |
host | クライアントホスト名 | 第1カラム以降から記述します。 |
user | クライアントユーザ名 | 第1カラム以降から記述します。 |
resource | リソース名と排他属性 | 第1カラム以降から記述します。 |
qprty | キュー内のジョブ実行優先順位 | 第1カラム以降から記述します。 |
dprty | ジョブ実行優先度 | 第1カラム以降から記述します。 |
path | プログラムが存在するパス | 第1カラム以降から記述します。 |
file | ジョブ全体で使用するファイル | 第1カラム以降から記述します。 |
exec | プログラムの実行 | 第1カラム以降から記述します。 |
オペランド
制御文との間に1つ以上の空白を空けて記述します。
複数のオペランドを記述する場合、各オペランドを“,”で区切ります。
可変記号を記述することができます。
可変記号の表記は“&n”であり、nはジョブ投入時に指定したパラメタの何個目かを指定します。
コメント
1カラム目に“*”または“#”を記述するとその行はコメント行となり、行コメントを記述することができます。
制御文の行中にコメントは記述できません。