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Systemwalker Operation Manager  リファレンスマニュアル

13.4 swcolinf 保守情報収集コマンド

記述形式

[保守情報の収集の場合]
  swcolinf.exe [/i Name] /o OutPath [/c Comment]
[保守情報の世代管理の設定の場合]
  swcolinf.exe /w Count

機能説明

Systemwalker Operation Manager上でトラブルが発生した場合に、調査に必要な情報を収集します。収集する情報の世代管理ができるよう、保存する世代数を設定することが可能です。

インストールの失敗などで環境が作成されていない場合は、CD-ROM内のコマンドを使用して資料を採取できます。

オプション

/i Name

採取する機能を選択します。Nameに指定可能な機能を以下に示します。複数選択する場合は、コンマ(,)で区切ります。ただし、“all”は単一で指定してください。“all”以外の機能と同時に選択できません。

通常は“all”を指定して、すべての機能の情報を採取してください。採取すべき機能が明確になっている、または、富士通技術員からの指示があった場合に限り、個々の機能の情報を採取するようにしてください。

本オプションを省略した場合は、“/i all”を指定した場合と同様に全機能の情報が採取されます。

CD-ROM内のコマンドを使用する場合は“all”のみ指定可能です。

all

すべての機能の情報を採取します。

framework

セキュリティなどの基盤部分の情報を採取します。

network

ネットワーク関連の情報を採取します。

event

イベント監視、アクション管理などの情報を採取します。

auto【Windows版】

カレンダ、電源制御などの情報を採取します。

server【Windows版】

ジョブスケジューラ、ジョブ実行制御、バックアップ連携など、サーバに導入される機能の情報を採取します。

client

Systemwalker Operation Managerクライアント機能、業務連携などの情報を採取します。

tool

インストール関連、バックアップ関連、保守ツールなどの情報を採取します。

/o OutPath

採取した情報を格納するディレクトリをフルパスで指定します。OutPathは、50バイト以内で途中に空白は指定できません。

/c Comment

採取する情報にコメントを付けたい場合に指定します。Commentは、50バイト以内で途中に空白と“#”は指定できません。本オプションを省略した場合は、コメントには何も設定されません。

/w Count

情報を保存する世代数を指定します。Countは、1~10の範囲で指定してください。初期値は3世代が設定されています。

CD-ROM内のコマンドを使用する場合は、指定できません。

世代管理を行わない場合は、世代を1と設定してください。

復帰値

復帰値

0

正常終了

0以外

異常終了

コマンド格納場所

Windows

Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ
¥mpwalker.jm¥mpcmtool¥swcolinf

CD-ROM

<CD-ROMドライブ>¥tool¥swcolinf

実行に必要な権限/実行環境

注意事項

使用例1

サーバ機能とツールの情報を採取し、c:¥tmpに格納します。

c:¥win32app¥mpwalker.jm¥mpcmtool¥swcolinf¥swcolinf.exe /i server,tool
/o c:¥tmp

使用例2

すべての機能の情報を採取し、コメントを付けてc:¥tmpに格納します。

c:¥win32app¥mpwalker.jm¥mpcmtool¥swcolinf¥swcolinf.exe /i all /o c:¥tmp
/c 2002.2.2_all_SE001