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Systemwalker Operation Manager  リファレンスマニュアル

10.2.1 poncli 電源投入コマンド

記述形式

poncli HostName
        [/ip:IPAddress /mac:MACAddress /snm:SubnetMask]
        [/wt:WaitTime] [/rc:nn /ri:nnnn]

機能説明

Wakeup on LANに対応したクライアントの電源を投入し、離れた場所にあるクライアントを自動的に立ち上がることが可能になります。

また、TCP/IP環境であれば他のサブネット上のクライアントの電源を投入することもできます。

パラメタ

HostName

電源を投入するクライアントのホスト名を指定します。

HostNameに、半角英数字15文字以内でホスト名を指定します。空白文字を含む場合はダブルクォーテーション「”」で囲んでください。

/ip:IPAddress

電源を投入するクライアントのIPアドレスを指定します。IPアドレスは、10進数の文字列で“133.161.222.110”のように指定します。

省略した場合は、ホスト情報定義ファイルから対象クライアントのIPアドレスを読み出します。

/mac:MACAddress

電源を投入するクライアントのMACアドレスを指定します。MACアドレスは、16進数の文字列で“00-00-0e-9d-2c-38”のように指定します。省略した場合は、ホスト情報定義ファイルから対象クライアントのMACアドレスを読み出します。

/snm:SubnetMask

電源を投入するクライアントのサブネットマスクを指定します。サブネットマスクは、10進数の文字列で“255.255.255.0”のように指定します。

省略した場合は、ホスト情報定義ファイルから対象クライアントのサブネットマスクを読み出します。

/wt:WaitTime

電源投入確認までの待ち合わせ時間を指定します。WaitTimeに1~999までの整数を秒単位で指定してください。

本パラメタを省略した場合は、電源投入の待ち合わせを行いません。

/rc:nn

クライアントの電源投入でエラーが発生した場合のリトライ回数を指定します。

nnには0~99の整数を指定してください。それ以外の値を設定した場合は、エラーになります。省略した場合は、リトライを行いません。

/ri:nnnn

エラーが発生した場合のリトライ間隔を指定します。本パラメタは、/rc:nnに1以上を指定した場合に有効となります。

nnnnには0~9999の整数を秒単位で指定してください。それ以外の値を設定した場合は、エラーになります。省略値は0です。

復帰値

復帰値

0

正常終了

0以外

異常終了

コマンド格納場所

Solaris

/opt/FJSVsnjss/bin

HP-UX

/opt/FHPsnjss/bin

AIX

/opt/FAIXsnjss/bin

Linux /Linux for Itanium

/opt/FJSVsnjss/bin

記述例

クライアント“foo”に対して電源の投入を行います。

以下の情報を使用します。

MACアドレス:

00-00-0e-9d-2c-38

IPアドレス:

133.161.222.110

サブネットマスク:

255.255.255.0

poncli foo /mac:00-00-0e-9d-2c-38 /ip:133.161.222.110 /snm:255.255.255.0

処理結果

コマンドの処理が終了すると、終了時の情報を標準出力に出力します。
出力される内容を以下に示します。

[処理開始日時] YYYY-MM-DD HH:MM:SS
[ホスト名] HostName
[MACアドレス] MACアドレス
[IPアドレス] IPアドレス
[サブネットマスク] サブネットマスク
[リトライ回数] リトライ回数
[発生したエラー] エラーメッセージ
[処理終了日時] YYYY-MM-DD HH:MM:SS

[発生したエラー]には、正常終了の場合は“なし”が出力されます。強制終了やエラーの場合はメッセージが出力されます。メッセージ内容については、“Systemwalker Operation Manager メッセージ説明書”を参照してください。

使用上の注意