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Systemwalker Operation Manager  リファレンスマニュアル

7.16 qjstat ジョブ情報の表示コマンド

記述形式

qjstat [-sys サブシステム番号] [-u user-name ] [-l] [-m] [-x] [ job . . . ]
                      (注)

注)

“[-sys サブシステム番号]”はSystemwalker Operation Manager EEのオプションです。

機能説明

qjstatは、以下のジョブ情報を表示するコマンドです。

本コマンドを投入したユーザがシステム管理者である場合は、以下の情報も表示します。

表示の対象となるジョブは、コマンド実行者の権限によって以下のように異なります。

オプションを省略した場合、本コマンド実行者が投入したジョブの状態を表示します。

また、該当するジョブが存在しない場合は、何も表示しません。

オプション

Enterprise EditionGlobal Enterprise Edition-sys サブシステム番号

複数サブシステム運用をしているシステムで、操作対象のサブシステムを指定するためのオプションです。操作対象とするサブシステム番号を、0から9の範囲で指定します。このオプションを省略した場合、サブシステム番号0が操作対象となります。

-m

コマンド実行者がシステム管理者の場合、下記のジョブ情報を表示します。

-u user-name

システム管理者が特定のユーザのジョブの情報を表示する場合、ジョブ所有者のユーザ名を指定します。

なお、ユーザ名に空白を含む場合は、ユーザ名全体をダブルクォーテーション(”)で囲ってください。【Windows版】

Operation Managerユーザを指定することはできません。【UNIX版】

-l

ジョブの詳細情報を表示します。

本オプションの使用者がシステム管理者である場合は、以下の情報も表示します。

-x

実行中(run状態)ジョブの情報を表示します。

オペランド

job

情報を表示するジョブを指定します。

ジョブは以下の形式で指定します。

なお、各指定項目についての説明および注意事項については、“7.6 qjalter ジョブの属性変更コマンド”を参照してください。

job-name(jobno.hostname)

ジョブの状態

ジョブは、投入されてから実行が完了するまでに、各種状態に移行します。

以下にそれぞれの状態の意味を示します。

hld

状態がホールドされ、ジョブが他の状態に移行できないことを示します。

que

ジョブがrun状態に移行するために実行の準備、順番を待っていることを示します。

run

ジョブが実行中であることを示します。

oph

出力が保留されていることを示します。

復帰値

復帰値

0

コマンド処理が正常に終了しました。

0以外

コマンド処理が正常に終了しませんでした。エラーメッセージが出力されます。

コマンド格納場所

Windows

Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ¥MpWalker.JM¥bin

Solaris

/opt/FJSVMJS/usr/bin

HP-UX

/opt/FHPMJS/usr/bin

AIX

/opt/FAIXMJS/usr/bin

Linux/Linux for Itanium

/opt/FJSVMJS/usr/bin

表示例

システム管理者が、“-l”および“-m”オプションを指定した場合の表示例を以下に示します。

一般ユーザが、“-l”オプションを指定した場合の表示例を以下に示します。

表示項目を以下に示します。
(1) ジョブ名
(2) ジョブ番号
(3) キュー名
(4) ジョブの状態 [run:実行中,que:実行待ち,hld:実行保留,oph:出力保留]
(5) ジョブの実行優先順位
(6) ジョブの実行優先度
(7) ジョブの実行が開始されてからの経過時間(実行中ジョブのみ)
(8) クライアントホスト名
(9) クライアントユーザ名
(10) ジョブの投入時刻
(11) ジョブの実行開始時刻(実行中ジョブのみ)
(12) ジョブプロセス番号
(13) 依頼ホスト名

注意事項(情報の表示順について)