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Systemwalker Operation Manager  リファレンスマニュアル

6.9 jobschmsgeventex メッセージ事象発生コマンド

記述形式

【Windows版】

jobschmsgeventex メッセージ事象名[:プロジェクト名[/ジョブネット名]] [-h ホスト名|-f ファイル名] [-p param [-c suffix]] [-sys {all | サブシステム番号}] [-d mmdd | -dx| -n| -s]

【UNIX版】

jobschmsgeventex メッセージ事象名[:プロジェクト名[/ジョブネット名]] [-h ホスト名] [-p param [-c suffix]] [-sys {all | サブシステム番号}] [-d mmdd | -dx| -n| -s]

機能説明

従来のメッセージ事象発生コマンド(jobschmsgevent)の仕様に、運用日を意識したメッセージ事象の発生を可能とします。

オプション

メッセージ事象名

発生させるメッセージ事象名を12バイト以内で指定します。

プロジェクト名

特定のプロジェクト内のジョブネットに対してのみメッセージ事象を発生させる場合に、プロジェクト名を指定します。

-dx、-d、-nまたは-sオプションと併用した場合は、-dx、-d、-nまたは-sで取得した運用日の指定したプロジェクトに通知されます。運用日のプロジェクト名を指定すると、-dx、-d、-nまたは-sで取得した運用日は無視され、指定したプロジェクトに通知されます。

ジョブネット名

特定のジョブネットに対してのみメッセージ事象を発生させる場合に、対象となるジョブネットを指定します。

-h ホスト名

メッセージ事象を発生させるホスト名を指定します。ホスト名は64バイト以内の英数字で指定します。

-f ファイル名【Windows版】

発生させるサーバのホスト名一覧を記述したファイル名を指定します。

-p param

メッセージ事象により起動されるジョブネットの各ジョブに渡す可変パラメタを指定します。本オプションを指定すると、メッセージ事象を受信したジョブネットの起動時に、ジョブ定義中に記述された変数“@.VPARAM@”を、指定した可変パラメタに置き換えます。

可変パラメタは200バイト以内の文字列で指定します。仮名半角およびユーザ定義文字を含むことはできません。

可変パラメタは省略可能です。省略した場合、ジョブ定義中に記述された変数“@.VPARAM@”は

空文字列に置き換えられてジョブが起動されます。

本オプションで指定した可変パラメタを受信できるのは、単一のメッセージ事象を待ち合わせるジョブネットです。

可変パラメタは、階層化されたジョブネットの2階層目以降のジョブネット(子ジョブネット)には渡されません。

本オプションを複数指定することはできません。

-c suffix

複写起動するジョブネット名につけるサフィックスを、30バイト以内の文字列で指定します。半角英数字およびハイフン(-)が使用できます。先頭文字は半角英数字のみ使用可能です。必ず-pオプションとともに指定し、-pオプションよりも後ろに指定します。

可変パラメタを指定して起動される対象のジョブネットが、指定したサフィックスつきのジョブネット名に複写され、複写されたジョブネットが起動されます。階層化されたジョブネットの場合、2階層目以降のジョブネットも複写されます。これにより、パラメタが異なる複数のジョブネットを並行して実行したり、パラメタが異なるジョブネットの実行結果を上書きすることなく保持できるようになります。

複写されるジョブネットのジョブネット名およびジョブネット名称は、“複写元のジョブネット名(またはジョブネット名称)+アンダーバー(_)+suffixで指定した文字列”となります。

複写は、ジョブネットが起動されるタイミング(階層化されたジョブネットの場合は、親ジョブネットが起動されるタイミング)で行われます。また、複写されたジョブネットは、次回、同じ名前のジョブネットが複写されるタイミングで上書きされます。

なお、グループ内ジョブネットに対しては、本オプションは無効となります。

-sys {all | サブシステム番号}

メッセージ事象を発生させるサブシステム番号をallまたは0から9の範囲で指定します。all指定時はすべてのサブシステムに発生します。省略時は、サブシステム0に発生します。ただし、ジョブスケジューラのジョブとして起動された場合は、起動元のサブシステムと同一のサブシステム番号に発生します。

-dx

本コマンドをジョブネットのジョブに定義する場合に指定します。運用日管理プロジェクトに登録されているジョブ以外からは、本オプションを指定して実行することはできません。

本指定をした場合、コマンドが登録されているジョブネットの運用日と同一の運用日のスケジュール情報に対し、メッセージ事象を発生させます。-sオプションとは異なり、[起動日のみ有効]が設定されている未適用ジョブネットに対してメッセージは有効となりません。

-d mmdd

指定された運用日のスケジュール情報に対し、メッセージ事象を発生させます。[起動日のみ有効]が設定されている未適用ジョブネットに対してメッセージは有効となりません。

-n

本コマンドをジョブネットのジョブに定義する場合に指定します。運用日管理プロジェクトに登録されているジョブ以外からは、本オプションを指定して実行することはできません。

本指定をした場合、コマンドが登録されているジョブネットの運用日の翌運用日のスケジュール情報に対し、メッセージ事象を発生させます。[起動日のみ有効]が設定されている未適用ジョブネットに対してもメッセージは有効となります。

-s

本コマンドをジョブネットのジョブに定義する場合に指定します。運用日管理プロジェクトに登録されているジョブ以外からは、本オプションを指定して実行することはできません。

本指定をした場合、コマンドが登録されているジョブネットの運用日と同一の運用日のスケジュール情報に対し、メッセージ事象を発生させます。-dxオプションと異なり、[起動日のみ有効]が設定されている未適用ジョブネットに対してもメッセージは有効となります。

復帰値

0:

正常終了

0以外:

異常終了

コマンド格納場所

Windows

Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ¥mpwalker.jm¥bin

Solaris
HP-UX
AIX
Linux
Linux for Itanium

/opt/FJSVstem/bin

実行に必要な権限

一般ユーザの権限で実行できます。

注意事項

実行結果/出力形式

正常終了 : なし

異常終了 : エラー内容は標準出力に出力されます。