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Systemwalker Operation Manager  リファレンスマニュアル

2.1 mpsetaclコマンド

記述形式

【Windows版】

[設定/変更の場合]
mpsetacl -a -t Target {-u User | -g Group | -w Wellknown } [-s Domain] -p [w | c | x | r]
[削除の場合]
mpsetacl -d -t Target [ [ {-u User | -g Group | -w Wellknown } ] [-s Domain] ]

【UNIX版】

[設定/変更の場合]
  mpsetacl -a -t Target{-u User | -g Group} -p{w | c | x | r}
[削除の場合]
  mpsetacl -d -t Target [-u User | -g Group]

機能説明

Targetで指定したプロジェクトにユーザまたはグループのアクセス権を設定/変更/削除します。

オプション

-a

プロジェクトにユーザまたはグループのアクセス権を設定/変更する場合に指定します。

-t Target

アクセス権を設定/変更/削除するプロジェクト名を指定します。

プロジェクトは、以下の形式で指定してください。

【Windows版】

mpjobsch¥schedule¥プロジェクト名

Enterprise Edition複数サブシステム運用をしている場合、プロジェクトは以下の形式で指定してください。(注)

mpjobsch¥schedulen¥プロジェクト名
n:サブシステム番号(1~9)
注)

サブシステム番号0のプロジェクトは、複数サブシステム運用をしていない場合と同じ形式で指定してください。

【UNIX版】

mpjobsch/schedule/プロジェクト名

Enterprise EditionGlobal Enterprise Edition複数サブシステム運用をしている場合、プロジェクトは以下の形式で指定してください。(注)

mpjobsch/schedulen/プロジェクト名
n:サブシステム番号(1~9)
注)

サブシステム番号0のプロジェクトは、複数サブシステム運用をしていない場合と同じ形式で指定してください。

-u User

アクセスを許可するユーザ名を指定します。

ユーザ名に空白を含む場合は、ユーザ名全体をダブルクォーテーション(”)で囲ってください。

なお、Windows(R) 2000、Windows Server 2003 STD/Windows Server 2003 DTC/Windows Server 2003 EEおよびWindows Server 2008で使用できるユーザプリンシパル名を指定することはできません。【Windows版】

-g Group

アクセスを許可するグループ名を指定します。

なお、グループ名に空白を含む場合は、グループ名全体をダブルクォーテーション(”)で囲ってください。

-w Wellknown【Windows版】

アクセスを許可する既知グループ名を指定します。既知グループ名とは、“Everyone”や“NETWORK”といったあらかじめシステムに登録されているグループを指します。

なお、既知グループ名に空白を含む場合は、既知グループ名全体をダブルクォーテーション(”)で囲ってください。

-s Domain【Windows版】

“-u”で指定したユーザまたは“-g”で指定したグループのドメインを指定します。省略した場合は、本コマンドを実行したコンピュータ上のユーザまたはグループのドメイン名になります。

-p

許可するアクセス権を指定します。wcxrのうちどれかを必ず指定してください。

更新権は登録権、操作権および参照権を、登録権と操作権は参照権を含みます。

w

更新権

c

登録権

x

操作権

r

参照権

-d

プロジェクトのユーザまたはグループのアクセス権を削除する場合に指定します。

本オプションを指定して、ユーザ(-uオプション)またはグループ(-gオプション)を指定しなかった場合、Targetで指定されたプロジェクトに対するすべてのアクセス権が削除されるので注意してください。ユーザまたはグループの指定がある場合は、Targetで指定したプロジェクトから指定ユーザまたはグループのアクセス権を削除します。

コマンド格納場所

Windows

Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ¥mpwalker¥bin

Solaris
HP-UX
AIX
Linux
Linux for Itanium

Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ/FJSVfwseo/bin

実行に必要な権限

本コマンドは、システム管理者(Administratorsグループに属するユーザ/スーパーユーザ)のみ実行できます。

注意事項

“-a”指定の場合、ユーザ(-uオプション)、グループ(-gオプション)または既知グループ(-wオプション)の指定は必須です。

記述例

アクセス権設定時

プロジェクト“proj1”に設定されているユーザ“user1”のアクセス権として更新権を設定する場合の記述例を以下に示します。

【Windows版】

mpsetacl -a -t mpjobsch¥schedule¥proj1 -u user1 -p w

【UNIX版】

mpsetacl -a -t mpjobsch/schedule/proj1 -u user1 -p w

複数サブシステム運用をしている場合のアクセス権設定時

サブシステム番号2のプロジェクト“proj1”に設定されているユーザ“user1”のアクセス権として、更新権を設定する場合の記述例を以下に示します。

【Windows版】

mpsetacl -a -t mpjobsch¥schedule2¥proj1 -u user1 -p w

【UNIX版】

mpsetacl -a -t mpjobsch/schedule2/proj1 -u user1 -p w

アクセス権削除時

プロジェクト“proj1”に設定されているユーザ“user1”のアクセス権を削除する場合の記述例を以下に示します。

【Windows版】

mpsetacl -d -t mpjobsch¥schedule¥proj1 -u user1

【UNIX版】

mpsetacl -d -t mpjobsch/schedule/proj1 -u user1

プロジェクト削除時

ユーザ名(または、グループ名)を省略した場合、プロジェクト“proj1”に設定されているすべてのアクセス権が削除されます。

【Windows版】

mpsetacl -d -t mpjobsch¥schedule¥proj1

【UNIX版】

mpsetacl -d -t mpjobsch/schedule/proj1