記述形式
swtrans -b ディレクトリ |
機能説明
swmoveコマンドで退避した旧版のSystemwalker Operation Managerの資産を本バージョンへ移行します。コマンドを実行すると、指定された退避先ディレクトリにある移行資産が復元されます。
オプション
-b ディレクトリ
復元する移行資産が格納(退避)されているディレクトリ名をフルパスで指定します。ディレクトリ名は、半角英数字で指定し、空白を含むことはできません。
復帰値
復帰値 | 意 味 |
|---|---|
0 | 正常終了 |
1 | 異常終了 |
コマンド格納場所
Solaris | <CD-ROMドライブ>/CD-ROMマウントポイント/unx/tool |
実行に必要な権限
システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
注意事項
必ず“Systemwalker Operation Manager バージョンアップガイド”に記載されている手順に従って資産の移行を行うようにしてください。
退避元マシンと復元先マシンのOSの種別、インストール種別、インストールディレクトリおよびコード系は、同じでなければなりません。
本コマンドを実行する前に必ず以下を確認してください。
退避先ディレクトリおよびインストールディレクトリへのアクセスが可能かどうか。
復元先マシンのインストールディレクトリに十分な空き容量があるかどうか。
ネットワークドライブ上にあるディレクトリ名を指定することはできません。
本コマンドを実行すると、Systemwalker Operation Managerが自動的に停止されます。また、Systemwalker Centric Managerと共存している場合、Systemwalker Centric Managerの各デーモンも自動的に停止されます。
本コマンドを実行後、以下のメッセージが出力されます。
May I shift by this backup data? [y or n](Default : n) |
指定した資産の復元を実施してもよい場合には、“y”を指定してください。
使用例
“/work/move”に退避された移行データを復元します。
/CD-ROMマウントポイント/unx/tool/swtrans -b /work/move |
