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Systemwalker Operation Manager  Job Designer説明書 操作編

2.3.5 Entryワークシートの操作方法

Entryワークシートでのジョブネット定義は、新規に全ての項目を入力して作成する方法と、既存のジョブネット定義CSVファイルから読み込んで編集する方法があります。

それぞれについて以下に示します。

2.3.5.1 CSVファイルを新規に作成する

Entryワークシートを利用し、Systemwalker Operation Managerのジョブネット定義CSVファイルを、新規に作成する手順について説明します。

  1. Entryワークシートへの入力

    Entryワークシートで、必要な項目を入力します。

  2. オペランドのチェック

    [オペランドチェック]ボタンをクリックします。入力した項目に問題がないか、チェックされます。

    1. 入力した内容に問題がない場合

      チェック完了と同時に、Entryワークシート全体が網掛けされます。この状態での入力はできません。

    2. 入力した内容に問題がある場合

      エラーメッセージのダイアログボックスが表示されます。エラーメッセージを確認し、 [OK]ボタンをクリックすると、エラー箇所のセルにジャンプします。エラー箇所のセルは赤色に反転します。正しい値に修正し、再度[オペランドチェック]ボタンをクリックします。エラー箇所がなくなるまで繰り返します。

  3. CSVファイルの出力

    [CSV出力]ボタンをクリックします。

    [CSVファイルの出力]ウィンドウが表示されます。CSVファイルの出力先を選択し、ファイル名を指定します。[保存]ボタンをクリックすると、指定したフォルダにCSVファイルが出力されます。

    ファイル名は、“ジョブネット名.csv”です。

    ここで出力されたCSVファイルを、Systemwalker Operation Managerへ登録するためには、サーバへ転送し、Systemwalker Operation Managerのコマンドまたは、ジョブネット登録バッチジョブで登録します。

2.3.5.2 CSVファイルを変更する

Job Designerを利用し、既存のジョブネット定義CSVファイルを変更する手順について説明します。

  1. 変更するジョブネット定義CSVファイルの指定

    Entryワークシートの[CSV入力]ボタンをクリックすると、確認ダイアログボックスが表示されます。

    [OK]をクリックすると、現在Entryワークシートに表示されている内容がクリアされ、[CSVファイルの選択]ウィンドウが表示されます。

  2. 読み込むジョブネット定義CSVファイル名を指定します。

    [開く]ボタンをクリックすると、指定したジョブネット定義CSVファイルの内容がEntryワークシートに表示されます。

  3. Entryワークシートへの入力

    Entryワークシートで変更したい項目を修正します。

    オペランドのチェックやCSVファイルの出力は、新規に作成する場合と同じです。

2.3.5.3 Entryワークシートでの編集

<ジョブ情報の編集

ジョブの挿入

ジョブ定義を作成中に、ジョブとジョブの間に別のジョブを追加したい場合があります。

この場合は、以下に示すように挿入したい行をマウスでクリックしてマウスの右ボタンメニューから「ジョブの挿入」を選択します。図では、2行目と3行目に新規にジョブを追加する場合です。

ジョブの挿入を選択すると以下のように1行空白行が追加され、ジョブの定義が可能になります。

なお、追加された行以下のジョブの「先行ジョブ番号」は、自動的に採番され、1ずつ増えます。

ジョブの削除

ジョブ定義を作成中に、途中のジョブを削除したい場合があります。

この場合は、以下に示すように削除したい行をマウスでクリックしてマウスの右ボタンメニューから「ジョブの削除」を選択します。図では、3行目を削除する場合です。

ジョブの削除を選択すると以下のように削除する旨の確認画面が表示されます。削除する場合は「OK」を、削除を取り止める場合は「キャンセル」を選択してください。

OKを選択して実行すると以下のように削除行のジョブ以降の「先行ジョブ番号」を自動的に振り替えるかどうかの確認メッセージが出力されます。振り替える場合は「OK」を、現状のままにしておく場合は「キャンセル」を選択して実行します。

データの複写

複数のジョブ情報を定義する場合、コマンド名やディレクトリ名など、同じ名称や同じような名称が続く場合、連続して複写したい場合があります。全ての欄にキーボードから入力したり、コピー&ペーストしたりするのは、大変手間がかかります。Excelの機能を利用して簡単なマウス操作で複写できます。

以下に操作方法を説明します。

同じ名称を複写する

ディレクトリ名を連続して複写します。

  1. ディレクトリ名に文字列を入力します。

  2. 入力したフィールドの右下角にマウスカーソルを合わせ、「+」が表示されたらマウスの左ボタンを押したまま複写したい場所まで、マウスカーソルを移動します。

  3. 複写したい場所まで移動させてマウスの左ボタンを離すと同じ文字列が連続して複写されます。

連続する番号で複写する

コマンド名の末尾が数字の場合に連続した番号で複写したい場合があります。

  1. コマンド名に文字列を入力します。

  2. 入力したフィールドの右下角にマウスカーソルを合わせ、「+」が表示されたらマウスの左ボタンを押したまま複写したい場所まで、マウスカーソルを移動します。

  3. 複写したい場所まで移動させてマウスの左ボタンを離すと末尾の数字が連番で複写されます。

なお、連続した番号でなく、同じ番号で複写したい場合は、マウスカーソルを複写したい場所まで移動した後、「Ctrl」キーを押しながらマウスの左ボタンを離すと、同じ名称で複写されます。