本節では、Job Designerの各ワークシートにおける基本的な操作方法、注意事項について説明します。
Job Designerは、基本的にExcelの機能を利用できますが、メニューのプルダウンメニューで動作上、必要のない項目はグレーアウトして選択できないようになっています。
“/”キーがファイルメニューのショートカットキーになっている場合があります。このため、ディレクトリの入力フィールドなどの先頭に“/”を入力する時は、F2キーを押下するなど入力可能にしてから入力してください。
プルダウンメニューから選択後に、当該フィールドを削除して空白にしたい場合は、“Delete”キーを押下してください。
入力フィールドは、カット&ペースト、および、コピー&ペーストはできません。ただし、コピーしたいフィールドの右下にマウスカーソルを位置付け、“+”表示させて、そのまま下側に移動させます。同じ内容をコピーしたり、数字の連番でコピーしたりできます。
入力セルに、「文字列@文字列」の形式を入力した場合、当該セルがハイパーリンクの指定となります。Job Designerの動作には影響はありませんが、見た目上問題がある場合は、上書き保存はしない、またはJ付録B Job Designerの修復を実施してください。
ジョブフロー、ジョブネットフローのワークシートを、確認用としてワークシート単位でコピーすることができます。ワークシートのコピーは、ワークシートのタブをマウスで右クリックして表示されるポップアップメニューより実施してください。
ジョブフロー、ジョブネットフローのワークシートにExcelの機能を利用してコメントを記述することができます。ワークシート上に直接記述したり、吹き出しを加えて記述したりできます。以下に例を示します。
ジョブフロー、ジョブネットフローのワークシートでは、ジョブおよびジョブネットのボックスをマウスで移動させて編集できます。この時、接続されている線も同時に移動します。以下のように編集できます。
注意
Job Designerは、Excelマクロ(VBA)を使用して作成されています。マクロの編集などは実施しないでください。
Job Designerは、標準サイズは1024×768の解像度で作成してあります。利用するパソコンの画面解像度に合わせてズームを変更してください。デフォルト値は100%です。
一括編集ワークシートまたは、Entryワークシートの入力項目のタイトルに赤い三角形の表示があります。これは、入力フィールドの説明用のコメント表示です。
印刷は、A4、A3の縦、横でレイアウト選択が可能ですが、プリンタの機種によって境界がずれる場合がありますので、印刷レイアウトを確認してから印刷してください。
コントロールツールボックスのコードの表示をした場合、Excelのエラーが発生する場合がありますが、Job Designerの動作には影響ありません。
Job Designer起動時、マクロを有効にするか否かのダイアログが出力される場合がありますが、必ず「マクロを有効にする」をクリックしてください。「マクロを無効にします」をクリックした場合は、Job Designerの動作保証はできなくなります。なお、Excelのセキュリティレベルの設定は[ツール]-[マクロ]-[セキュリティ]で設定できます。
作成されるCSVファイルの文字はSystemwalker Operation Managerで使用できる文字でも使用できない場合があります。使用できる文字種は項目によって違うため、詳細は第2章 操作方法を参照してください。
Job Designerのワークシート名を変更しないでださい。Job Designerの動作保証はできなくなります。