クラスタシステム構成のスケジュールサーバからネットワークジョブを投入する場合は、論理IPアドレスの定義をします。
定義の概要を、下図に示します。
1:1運用待機および2ノード相互待機の場合は、クラスタシステムを構成する運用系、待機系で定義します。N:1運用待機の場合は、運用系で定義します。
各ノードで、Systemwalker Operation Managerを起動します。
soperationmgr
環境設定クライアントから、運用系に物理IPアドレスを指定して接続します。[運用情報の定義]ウィンドウ-[クラスタ設定]シートの、[スケジュールサーバ設定]で、[論理IPアドレスを登録する]チェックボックスをチェックし、論理IPアドレスを設定します。[実行サーバ設定]は必要ありません。
1:1運用待機および2ノード相互待機の場合は、環境設定クライアントから、待機系に物理IPアドレスを指定して接続し、2.と同様に設定します。
1:1運用待機(サブシステムあり)の場合は、すべてのサブシステムで2、3の手順を実施します。1:1運用待機(サブシステムあり、一部クラスタ運用)の場合は、クラスタに登録するすべてのサブシステムで2、3の手順を実施します。
論理IPアドレスの定義の代わりに、[実行サーバ設定]で、運用系および待機系のノード名を定義して運用することができます。ただし、ノード名の定義は、V10.0L21以前のバージョンとの互換のための機能であり、V11.0L10以降のバージョンでは、論理IPアドレスを定義してください。ノード名の定義は、N:1運用待機はサポートしていません。
参考
ノード名の定義
クラスタシステム構成のスケジュールサーバからネットワークジョブを受け取る実行サーバ側で定義します。[運用情報の定義]ウィンドウ-[クラスタ設定]シートの、[実行サーバ設定]で、運用系および待機系のノード名を定義します。[スケジュールサーバ設定]は必要ありません。
[運用情報の定義]の定義方法の詳細については、“Systemwalker Operation Manager 導入手引書”、[運用情報の定義]ウィンドウについては、“Systemwalker Operation Manager オンラインヘルプ”を参照してください。