| Interstage Studio プログラマーズガイド |
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| 第4部 ワークベンチ利用編 | > 第11章 ユーザインタフェースの処理を作成する |
ユーザインタフェースを持つアプリケーションの例として、フォームを表示するアプリケーションの処理を説明します。このアプリケーションは、フォーム表示クラスウィザードで作成することができます。
処理には、以下のものがあります。
ここでは、メインプログラム、初期化処理およびイベント処理について説明します。
アプリケーションの初期化やフォームの表示をメインプログラムで実行します。ここでは、メインプログラムの処理の流れについて説明します。
メインプログラムは、アプリケーションのメインの流れを制御するプログラムです。アプリケーションを実行した場合には、必ず最初に呼び出されるプログラムです。フォームの表示については、"フォームを操作する"を参照してください。
public class MyJavaApp {
// 1. アプリケーションのコンストラクタ
public MyJavaApp() {
super();
}
// 2.アプリケーションを実行する処理
public void run(String[] args) {
// フォームの表示
Frame1 form = new Frame1();
form.init();
form.setVisible(true);
}
// 3.システムから最初に呼び出されるメソッド。この中から1.と2.を呼び出しています。
public static void main(String[] args) {
MyJavaApp object = new MyJavaApp();
object.run(args);
}
}
必要に応じてこのメインプログラムに処理を記述することができます。
メインプログラムの処理を記述するためには、ワークベンチに表示されるファイルの一覧からメインプログラムを選択して、以下の方法でJavaエディタを起動します。

フォームを初期化する処理を記述します。
ウィザードで作成したJavaフォームには、以下の初期化時に呼び出されるメソッドが自動生成されます。initUserメソッドはinitメソッドの延長で呼び出されます。initメソッドが呼び出されるタイミングで、Javaフォームの初期化はすべて完了します。
protected void initUser() {
// この位置にユーザ定義初期化処理を記述します。
}
必要に応じてこのメソッドに処理を記述することができます。たとえば、動的にフォームの背景色を変える処理などをinitUserメソッドに記述することができます。
フォームやフォームに貼り付けたBeanを操作するとイベントが発生します。このイベントに対する処理手続きを、イベント処理と呼びます。
イベント処理の詳細については、"イベント処理を記述する"を参照してください。
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