Interstage Studio プログラマーズガイド
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第4部 ワークベンチ利用編> 第10章 JavaBeansを作成する

10.1 Beanの分類

Beanを以下の3つに分類し、それぞれの開発機能を提供しています。

それぞれのBeanの説明を以下に示します。

+単体Bean

テキストフィールドやボタンのような単一のコンポーネントから構成されるBeanです。既存の単体Beanを継承し、付加機能を付け、新しい単体Beanとして作成します。
独自の見かけをもつGUI部品を作成する場合、重量コンポーネントの場合はjava.awt.Canvas、軽量コンポーネントの場合はjavax.swing.JComponent(作成にjava.swing.*のパッケージ群を利用する)またはjava.awt.Component(作成にjava.awt.*のパッケージ群を利用する)をそれぞれ継承して、その上に独自の描画処理を付加します。

重量コンポーネントと軽量コンポーネントの選択

重量コンポーネントを使用するか、軽量コンポーネントを使用するかは、作成するBeanをフォームに貼り付けて利用するときに、一緒に貼ると想定されるBeanまたは貼り付け先のコンテナとなるべく同じ種類になるように選択します。これは、異なる種類のBeanを混在させると、必ず重量コンポーネントが上に表示されるなどの問題があるためです。重量コンポーネントでそろえるか、軽量コンポーネントでそろえるかということを前提に、機能面について検討を行い、最終的に重量コンポーネントか、軽量コンポーネントかを判断することを推奨します。

+複合Bean

複数のBeanで構成するBeanです。Javaフォーム定義で、フォームのレイアウトを作成する要領でパネル(JPanelまたはPanel)に対して、Beanを貼り付け作成します。コンテナが軽量コンポーネントの場合は、JPanel、重量コンポーネントの場合は、Panelを使います。

+不可視Bean

基底クラスにビューをもたないクラスを指定した場合は、不可視Beanとなります。java.lang.Objectなどを継承します。不可視Beanはビューをもたないため、一般のソースと同様にエディタ上で編集します。


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