Interstage Studio プログラマーズガイド
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第2部 Java編> 第4章 Enterprise JavaBeans (EJB)を開発する> 4.3 EJBのプログラミング

4.3.6 Enterprise Beanでユーザ定義クラスを使用する場合

Enterprise Beanとクライアントアプリケーションとのインタフェースでユーザ定義クラスを使用する場合の開発手順を以下に示します。

  1. ユーザ定義クラスを作成するプロジェクト

    ユーザ定義クラスの作成方法には、そのユーザ定義クラスを使用するEnterprise Beanのプロジェクトの資産としてか、または独立したプロジェクト(Javaアプリケーションプロジェクト)として作成する方法があります。
    ユーザ定義クラスのクラスファイルは、ユーザ定義クラスを使用するEnterprise BeanのJARファイルに入れておく方法または別にする方法があります。

  2. ユーザ定義クラスを使うEnterprise Beanの開発

    ユーザ定義クラスは、ユーザ定義クラスを使用するEnterprise Beanのプロジェクト資産として作成する場合、ワークベンチのビルド処理を行うことで1つのJARファイルにアーカイブされます。
    なお、ユーザ定義クラスをEnterprise BeanのJARファイルと別に管理する場合には、使用するEnterprise Beanの配備時に、配備先のIJServerのクラスパスに、そのJARファイルが設定されている必要があります。Interstage管理コンソールのワークユニット(IJServer)の環境設定で設定してください。

    Enterprise BeanのJARファイルとユーザ定義のJARファイルをEARファイルにアーカイブすれば、JARファイルを参照することができます。

  3. ユーザ定義クラスを使用するクライアントアプリケーションの開発

    2.と同様にユーザ定義クラスが参照できる必要があります。なお、リモート環境からEJBにアクセスする場合は、クライアントから使用するEnterprise Beanのスタブも必要になります。スタブとして必要なファイルは、Enterprise Beanの配備時にクライアント配布物として生成されたものを使用します。


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