Interstage Studio プログラマーズガイド
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第2部 Java編> 第2章 J2EEアプリケーションを開発する> 2.2 開発の流れ

2.2.5 J2EEアプリケーションクライアントの開発

J2EEアプリケーションクライアントの開発手順を以下に示します。

+プロジェクトを作成する

J2EEアプリケーションクライアントを作成する場合は、アプリケーションクライアントプロジェクトを利用します。ワークベンチのメニューから[ファイル] > [新規] > [プロジェクト]を選択し、[新規プロジェクト]ダイアログボックスから[J2EE] > [アプリケーションクライアントプロジェクト]を選択します。

プロジェクトウィザードでは、プロジェクト名、ソースフォルダ、デフォルトのメインクラス作成などを指定します。

アプリケーションクライアントプロジェクトが作成されると、META-INFフォルダ配下にJ2EEアプリケーションクライアントdeployment descriptorが作成されています。必要に応じて編集してください。

+J2EEアプリケーションクライアントのプログラミング

J2EEアプリケーションクライアントでは、以下の機能を使用することができます。

これにより、JNDIインタフェースを通じてJ2EEアプリケーションクライアントが、環境プロパティ、EJBアプリケーション、データソースなど、deployment descriptorに設定されている外部情報を取得することができます。

詳細については、"Enterprise Bean Environment"および"Enterprise Beanの参照"を参照してください。

Interstage Application Serverで運用するEJB2.1のアプリケーションはリモート環境からアクセスすることができません。

+J2EEアプリケーションクライアントdeployment descriptorの編集

J2EEアプリケーションクライアントdeployment descriptorを編集する場合は、プロジェクトエクスプローラでDeployment Descriptorを選択するか、「application-client.xml」ファイルを選択します。ダブルクリックするか、コンテキストメニューから[開く]を選択することでエディタを起動します。

以下のタグについては、J2EEアプリケーションクライアントDeployment DescriptorエディタのGUI画面での編集ができないため、[ソース]タブを選択して、XMLを直接追加、更新する必要があります。 [Interstage Studioテンプレート]でテンプレートが提供されているタグについては、テンプレートビューからタグおよび値を挿入することができます。詳細については、"Message-driven Beanのクライアントプログラミング"、もしくは"JNDIを使用してServiceオブジェクトをlookupしたスタブの取得"を参照してください。

タグ

Interstage Studioテンプレートの提供

service-ref

あり

message-destination-ref

あり

message-destination

なし

+アプリケーションクライアントの妥当性を検証する

アプリケーションクライアントの妥当性を検証するために、以下のバリデータが用意されています。

これをビルド時に実行する場合は、[検証]ビルダを選択した上で、[検証]プロパティでバリデータを実行するように設定してください。通常は設定されています。

上記で設定されているバリデータについては、ビルド時以外にもプロジェクトを選択時にコンテキストメニューから[検証]を選択することで検証を実施することができます。

+JARファイルを作成する

ワークベンチの初期状態では、ファイルの保存時に自動的にビルドが行われるようにオプションが設定されており、アプリケーションクライアントプロジェクトではビルド時にJARファイルを作成するようにビルダが設定されています。

自動的にビルドを行わないようにオプションを変更している場合には、手動でビルドを行ってください。
手動でビルドを行うには以下の方法があります。

個々の操作の詳細については、"Interstage Studioユーザーズガイド"を参照してください。


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