Interstage Studio リリース情報
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目次

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2.1.1 基本機能
+ローカルサーバの管理に必要な常駐サービスの扱い
[アプリケーションサーバ]機能をインストールした場合に常駐していたサービスの扱いが変わります。
ローカルのInterstage Application Serverの管理に必要な次の常駐サービス(以降、これらを基盤サービスと呼びます)は、従来はインストール後に起動状態となっていましたが、本バージョンでは停止状態となります。これはローカルサーバを使用しない場合のマシンの使用メモリ量を減らすための処置です。
- FJapache
- Fujitsu Enabler
- Interstage JServlet(Operation Management)
- Interstage Operation Tool
- Interstage Operation Tool(FJapache)
また、これらのサービスのスタートアップの種別も"自動"ではなく"手動"に設定されます。このため、マシンを再起動してもこれらのサービスが常駐されることはありません。
この変更により、ワークベンチ上の操作などが以下の点で変更になります。
- 管理者権限を持つユーザがワークベンチを起動すると、従来はIJServerビューにローカルサーバ(localhostと表示)が初めから接続状態で表示されていました。本バージョンでは、基盤サービスが停止している場合にはlocalhostが未接続の状態で表示されます。
この状態でIJServerビューでの操作を行うには、まずIJServerビューを右クリックしてコンテキストメニューを表示し、メニューから[接続/ログイン]を選択してください。基盤サービスの起動とローカルサーバへの接続が行われ、IJServerビューにlocalhostが接続状態で表示されます。以降はIJServerビュー上で従来どおりに操作が行えます。
- 次に挙げる操作では、従来はInterstageが停止している場合にInterstageの起動を行っていました。加えて本バージョンでは、基盤サービスが停止している場合には基盤サービスの起動も行います。その場合、基盤サービスの起動分だけ処理に時間がかかります。
- IJServer起動構成を用いたローカルサーバでの実行またはデバッグ
- (Enterprise Edition固有) CORBAサーバプロジェクト新規作成ウィザードを用いたプロジェクトの新規作成
- (Enterprise Edition固有) CORBAワークユニット起動構成を用いたローカルサーバでのデバッグ
- プロジェクトエクスプローラなどから[配備]メニューでローカルサーバに配備を行う際には、あらかじめローカルサーバに接続している必要があります。未接続の場合には前述の手順でIJServerビューからローカルサーバへの接続を行ってください。
- (Enterprise Edition固有) テンプレートビューにCORBAサーバオブジェクト一覧を表示するには、あらかじめInterstageおよび基盤サービスを起動しておく必要があります。基盤サービスの起動には後述のInterstage基盤サービス操作ツールを使用します。
- Windowsのスタートメニューから[Interstage] > [Studio] > [Interstage管理コンソール]を選択してInterstage管理コンソールを開く際にも、あらかじめ基盤サービスを起動しておく必要があります。基盤サービスの起動には後述のInterstage基盤サービス操作ツールを使用します。
- 基盤サービスが一旦起動されると、ワークベンチを終了しても基盤サービスは起動されたままになります。ワークベンチの起動、停止を繰り返しても、そのたびに基盤サービスが再起動されるということはありません。基盤サービスを停止するには、後述のInterstage基盤サービス操作ツールを使うか、または、マシンを再起動する必要があります。
基盤サービスの操作を行うためのツールとして、Interstage基盤サービス操作ツールを提供しています。基盤サービスの起動や停止を行う場合には本ツールをお使いください。また、本ツールを用いて基盤サービスのスタートアップの種類を"手動"から"自動"に変更することもできます。"自動"に変更すると、マシン起動と同時に基盤サービスが起動されるようになります。
Interstage基盤サービス操作ツールを起動するには、Windowsのスタートメニューから[Interstage] > [Studio] > [Interstage基盤サービス操作ツール]を選択してください。ツールの使い方の詳細については、ツール画面の[ヘルプ]をクリックして表示されるヘルプドキュメントを参照ください。
+事前定義ライブラリ「Fujitsu XML」
本製品のインストール時に、Fujitsu XMLプロセッサが自動的にインストールされなくなりました。このため、Fujitsu XMLプロセッサを別途インストールしていない場合、事前定義ライブラリ「Fujitsu XML」を利用しているプロジェクトで、以下のようなエラーが出力されます。
ビルドパスのエラーが解決されるまで、プロジェクトをビルドできません
プロジェクト <プロジェクト名> に、必要なライブラリ 'C:\Program Files\Common Files\FujitsuXML\xmlpro.jar' がありません。 |
事前定義ライブラリ「Fujitsu XML」を利用する場合は、Fujitsu XMLプロセッサを別途インストールしてください。Fujitsu XMLプロセッサを利用しない場合は、事前定義ライブラリ「Fujitsu XML」をプロジェクトから削除してください。
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