カーソルを位置づけた行のデータを削除する場合は、DELETE文を使用します。DELETE文に使用するカーソルは更新可能カーソルであることが必要です。DELETE文の指定例を以下に示します。
“図4.7 FETCH文によるカーソルの位置づけの例”でカーソルを位置づけた行を削除します。
DELETE FROM 在庫管理.在庫表 WHERE CURRENT OF 在庫表カーソル (1) (2)
(1) 表名
(2) カーソル名
図4.11 カーソルを使用したデータの削除の例
備考. 削除後のカーソルは行と行の間を位置づけます。
DELETE文によるデータの削除には、カーソルを使用しない方法もあります。その方法は、“3.3 データベースのデータを削除する”で説明しています。
なお、ここで説明したDELETE文によるデータの削除は、カーソルの位置づけにより削除対象の行を特定することから、“DELETE文:位置づけ”と呼びます。