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Symfoware Server SQLビギナーズガイド

3.2.6 更新するデータに四則演算を行う

更新するデータとして、列の値などに四則演算を実施した結果を使用することができます。指定例を以下に示します。

発注表の取引先が“61”のデータについて、仕入価格を1割引すると同時に、発注数量に150を加算します。

UPDATE 在庫管理.発注表

       SET 仕入価格 = 仕入価格 * 0.9, 発注数量 = 発注数量 + 150

       WHERE 取引先 = 61

図3.13 更新するデータに四則演算を行う例

この例では、仕入価格を1割引するために“仕入価格×0.9”の演算をしました。目的は1割引するのですから、“仕入価格(仕入価格×0.1)”の演算をしてもかまいません。しかし、演算子の数を多くするとSQL文の処理効率が下がることがあります。この例のように、演算式はできるだけ単純にしてください。