NetCOBOL Studio 使用手引書 |
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第1章 概要 |
NetCOBOL StudioはCOBOLプログラムを開発する統合開発環境です。
NetCOBOL Studioには、オープンソースの統合開発環境であるEclipseをベースとしたCOBOLプログラム開発支援機能が組み込まれており、COBOLソースファイルの編集からCOBOLプログラムのビルド・デバッグおよび実行までの一連の開発作業を効率良く行うことができます。
NetCOBOL StudioはCOBOL言語向け統合開発環境です。Eclipseの機能として提供されているJava言語向け開発環境およびプラグイン開発環境はサポート対象ではありません。
NetCOBOL StudioのCOBOLプログラム開発機能を以下に示します。
NetCOBOL Studioでは、1つのCOBOLプログラムの開発環境および開発資産をプロジェクトという単位で管理します。なお、このプロジェクトは、ワークスペースと呼ばれるフォルダで管理します。
COBOL言語構文の強調表示、入力支援機能により、COBOLソースプログラムの作成を支援します。
GUIによる翻訳・リンクおよび実行環境の設定、翻訳エラー発生時のエディタ連携により、COBOLプログラムのビルド・実行作業を支援します。
記述した処理の論理的な誤りを検出することができます。
Solaris、Linux(Itanium)、Linux(x86)、Windows(Itanium)の各サーバをターゲットとしたCOBOLプログラムをリモート開発することができます。
ローカルPC上で単体テストを行ったプロジェクトにリモート開発用の設定を追加することにより、サーバ上でのビルド、結合テストへスムーズに移行することができます。
NetCOBOL Studioを使用する上で、理解しておくべき主な基本概念を以下に示します。
NetCOBOL Studioは、プログラム開発に必要な資産および情報を"プロジェクト"という単位で管理します。COBOLプログラムの開発には、"COBOLプロジェクト"を使用します。
1つのCOBOLプロジェクトは、1つのターゲット(実行形式プログラムまたはライブラリ)の資産を管理します。COBOLプログラムの開発を行う場合、まず最初にCOBOLプロジェクトを作成する必要があります。COBOLプロジェクトの作成は、ウィザードによって対話形式で簡単に作成することができます。
ワークスペースとは、複数のプロジェクト、およびプロジェクトで共通に保持する開発環境の設定情報を格納するフォルダです。初期設定では、以下のフォルダがワークスペースとして設定されています。
ユーザのホームフォルダ\My Documents\NetCOBOL Studio V10.0.0\workspace |
NetCOBOL Studioの操作画面は、エディタと複数の情報表示用ウィンドウ(これを"ビュー"と呼びます)から構成されています。表示するビューの種類およびその配置は、目的とする作業ごとに"パースペクティブ"という概念で管理されています。
COBOLプログラムの開発では、"COBOLパースペクティブ"およびデバッグ作業用の"デバッグパースペクティブ"を使用します。
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