Interstage Application Server/Interstage Web Server チューニングガイド
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第7章 JDK/JREのチューニング> 7.4 異常発生時の原因振り分け

7.4.5 スローダウンが発生した場合

 本節では、Javaアプリケーションの動きが遅くなる現象(スローダウン)が発生した場合に、考えられる原因とその対処方法を説明します。

■想定される原因(ガーベジコレクション)

 ガーベジコレクションが発生すると、ガーベジコレクションが終了するまでの間、Javaアプリケーションのすべてのスレッドが停止されます。このため、Javaアプリケーションのレスポンス(応答)が遅くなる場合があります。

 ガーベジコレクションのログを採取して、ガーベジコレクションが動作したタイミングとスローダウンが発生したタイミングを照合してください。ガーベジコレクションが原因でスローダウンになる場合は、Javaヒープをチューニングして、ガーベジコレクションの動作具合を改善してください。

 ガーベジコレクションのログを採取する方法は、“ガーベジコレクションのログ出力”を参照してください。
 Javaヒープのチューニング方法は、“Javaヒープのチューニング”を参照してください。

スローダウンの事例

 同じソフトウェアとJavaアプリケーションが動作している複数のWebサーバのうち、一部のサーバだけがスローダウンしたという事例があります。この原因は、マシンに搭載されている物理メモリ(RAM)の容量の違いでした。
 物理メモリ(RAM)が少ないマシンの場合、ガーベジコレクションの実行に伴い、ディスクのスワッピングが発生し、スローダウンすることがあります。

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