Interstage Application Server/Interstage Web Server メッセージ集
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第4部 ログファイルに出力されるメッセージ> 第50章 シングル・サインオンが出力するログメッセージ> 50.1 シングル・サインオンのアクセスログ

50.1.3 業務サーバのアクセスログ

 業務サーバのアクセスログには、利用者からのアクセスの結果が記録されます。
 また、セション管理を行っている場合は、各処理ごとにセションIDが記録されます。
 記録される形式と内容は、以下のとおりです。

 クライアント [日時] - "ユーザ識別情報" "アクセス対象" 処理結果(補足情報) SessionID="セションID" Server="IPアドレス" RequestID="WebサーバのリクエストID"


クライアント
 アクセスを要求したクライアントのIPアドレスが、IPv4、またはIPv6形式で記録されます。
 
日時
 アクセスが行われた日時を“YYYY/MM/DD HH:MM:SS+0900”の形式で記録します。
 
ユーザ識別情報
 アクセスを要求した利用者を識別する情報(dn、またはuid)を記録します。
 利用者を識別できない場合には、“unknown”と記録されます。
 
アクセス対象
 アクセスの対象となったリソースを特定する情報です。
 
処理結果
 処理結果を以下の形式で記録します。
 ・利用者からアクセスを要求された場合
   Authorization {succeeded|failed}.
 
補足情報
 アクセスに失敗した場合などの原因を記録します。
 なお、本項目は必ず記録されるわけではありません。
 
SessionID
 セションIDを記録します。
 セション管理を行っている場合だけ記録されます。セションIDが識別できない場合には、“unknown”と記録されます。
 
Server
 セッションを管理しているリポジトリサーバ(更新系)のホスト名、またはIPアドレスを記録します。
 なお、本項目は必ず記録されるわけではありません。
 
RequestID
 WebサーバのリクエストID(Webサーバがリクエストに対して割り当てた識別子)を記録します。(注)
 WebサーバのリクエストIDが識別できない場合には、“unknown”と記録されます。

注)リクエストIDをアクセスログに出力するためには、Interstage HTTP Serverの環境定義ファイル(httpd.conf)の設定が必要です。Interstage HTTP Serverの環境定義ファイルの設定については、“セキュリティシステム運用ガイド”の“セキュリティ監査証跡機能”−“アクセスログ”を参照してください。


セション管理を行っている場合

10.131.201.23 [2007/01/16 16:37:15 +0900] - "cn=Fujitsu Jirou,ou=User,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com" "/admin/index.html" Authorization failed. (Access denied.) SessionID="FYexnW4FfUDP/Fp47lfztK6FrCsYVkX13Kj2nIjNp9OjDHGONdVtVs" Server="10.131.201.41" RequestID="blQdLAqDyRcAAAbsAAQAAAAx"

セション管理を行っていない場合

10.131.201.23 [2007/01/16 16:40:51 +0900] - "cn=Fujitsu Jirou,ou=User,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com" "/admin/index.html" Authorization failed. (Role check error.) RequestID="ezyYcAqDyRcAAAY0AAUAAAAx"


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