Systemwalker Live Help V13.3.0 Clientガイド - Windows(R)共通 -
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ソフトウェアのインストールとアンインストール

 

■作業の流れ

ここでは、[Live Help Client]プログラムのインストール・アンインストールについて説明します。

各作業の流れは以下のとおりです。

 

◆Live Help Clientをインストールするには

  1. インストール対象コンピュータが、“システム要件”に示されている条件をすべて満たしているか確認します。
  2. 注意事項”を読み、問題となる点がないことを確認します。
  3. 以下のいずれかの方法でインストールします。
    設定項目を手動で入力する、もっとも一般的なインストール方法です。
    Live Help インストーラカスタマイズウィザードを使用すると、インストーラ実行時の各設定を事前に登録したカスタマイズインストールパッケージを作成することができます。すべての項目を事前設定することにより、サイレントインストールも可能です。

     

◆Live Help Clientをアンインストールするには

ソフトウェアのアンインストール”の手順でアンインストールして下さい。

システム要

ここでは、[Live Help Client]プログラムを利用するために必要なハードウェア、およびソフトウェアの要件について説明します。

 

◆ハードウェア要

Live Helpは、以降に記述された各条件を満たすPC-AT互換機上で動作します。

以下の環境の場合、一部動作保証していないケースがあります。

Live Helpはクラスタ環境でも使用できますが、クラスタのフェールオーバーには対応していません。この場合のリモート操作機能の動作保証は、通常のWindows(R) 2000 / Windows Server 2003 STD / Windows Server 2003 EE / Windows Server 2008 STD / Windows Server 2008 EEサーバ上での動作範囲となります。
Live HelpはPRIMERGY FTモデルでも使用できますが、CoServer上での動作が保証されているのはLive Help Clientのみです。またその他にも制限があります。詳細は“Live Help ユーザーズガイド”の“付録H PRIMERGY FTモデルを利用するには”を参照してください。

 

◇周辺機器

ディスプレイモニタ、キーボード、マウスが接続されている必要があります。

POS端末等、上記周辺機器が接続されていないコンピュータには対応していません。

 

◇CPU

以下のプロセッサを推奨しています。

◇RAM

ご利用のOSが正常に動作する容量のRAMを搭載してください。(各OSでの推奨RAMサイズについては、お使いのWindows(R)のマニュアルを参照してください)

Live Helpを使用するためのRAMを別途考慮する必要はありません。

 

◇ハードディスクの空き領域

[Live Help Client]プログラムのインストールには以下の空き領域が必要です。

プログラム

使用領域

Live Help Client

15 MB

 

◇通信環境

お使いのオペレーティングシステムによっては、システムがTCPポート番号 1024〜5000を一時ポートとして使用する場合があります。それにより、Live Helpが使用するTCPポートとシステムが使用するTCPポートに競合が発生すると、Live Helpが正常に動作しなくなります。
この競合を回避するためには、Live Helpが使用するTCPポート番号をシステムが一時ポートとして使用しないようにする対処が必要です。詳細は“Live Help ユーザーズガイド”の“付録E ポート番号重複の回避”を参照してください。

また、TCP/IPセッションの通信には次の数のTCPソケットを使います。

プログラム

使用するTCPソケット

Live Help Client セッションのメンバー数(自分を含む)+1

◆ソフトウェア要

動作OS

[Live Help Client]プログラムは以下のOSで動作します。

動作OS

備考

Windows(R) 2000

[Live Help Client]プログラムをサービスとして実行し、Windows(R)起動時に自動起動させる場合には、Service Pack 2以降の適用が必要です。

Windows(R) XP

 

Windows Server 2003 STD
Windows Server 2003 EE

 

Windows Vista

 

Windows Server 2008 STD
Windows Server 2008 EE

「Server Coreインストール」した環境では動作しません。
「完全インストール」した環境でのみ動作します。

 

◇シェル

Live Helpは、シェルが"Explorer"(Windows(R)のデフォルトのシェル)に設定されている環境でのみ正しく動作します。シェルを"Explorer"以外に変更している環境での動作は保証していません。(シェルとは、ユーザの操作を受け付けてその指示をOSの中核部分に伝えるソフトウェアのことです)

 

◇共存できないソフトウェア

以下の製品とLive Helpを共存させることはできません。

他社のリモートコントロール製品(たとえば、pcAnywhere、LapLink、ReachOut、CoSession、VNC、WinShare、JP1のリモート操作機能、LANDeskServerManagerのリモート操作機能、SMSのリモート操作機能、など)がインストールされているコンピュータにLive Helpをインストールすると、Windows(R)システムが矛盾を起こして立ち上がらなくなることがあります。Live Helpをインストールする前に、他社のリモートコントロール製品がインストールされていないことを確認してください。インストールされている場合には、必ずアンインストールしてからLive Helpをインストールしてください。
Live Helpは、ターミナルサービスに対するアドオンソフトMetaFrameが共存した環境での動作は保証していません。

 

◇共存時に注意が必要なソフトウェア

Live Helpは、リモートデスクトップ・ターミナルサービスと共存させることができます。ただし、ターミナルサービスが起動しているコンピュータ上でのLive Helpの使用は、特定の条件下でのみ可能です。詳細は“Live Helpユーザーズガイド”−“付録I ターミナルサービスとの同時動作”の“セッション状態によるLive Helpプログラムの動作”を参照して下さい。
Live Helpは、リモートアシスタンス(Windows Messenger)機能と共存させることができます。ただし、Live Helpを使用する場合には、事前にリモートアシスタンス機能を終了してください。また、リモートアシスタンス機能を使用する場合には、事前にLive Helpを終了してください。リモートアシスタンス機能とLive Helpを同時に使用する場合の動作については、保証していません。

注意事項

◆インストール全般に関する注意事

バージョンアップ時の注意

ここでは、以前のバージョンからバージョンアップする場合の注意事項を説明します。


◇ユーザデータの互換性

非互換はありません。

 

◇設定項目の互換性

設定項目に関しては、バージョンアップ前の[Live Help Client]プログラムのバージョンにより、一部情報が引き継がれないものがあります。詳細を以下に示します。

 

バージョンアップ後のバージョン

5.0

5.2

10.0

11.0

12.0

13.x

旧バージョン

5.0

5.2

×

10.0

×

×

11.0

×

×

×

12.0

×

×

×

×

13.x

×

×

×

×

×

 

互換あり

設定項目は全て引き継がれます。
ただし、V13.1.0またはV13.2.0からバージョンアップした場合、Live Helpセキュリティ設定コマンドの設定パラメータが変わります。変更内容については、“Live Help ユーザーズガイド”の“付録G Live Helpセキュリティ設定コマンド” - “バージョンアップ”を参照してください。

一部互換なし

一部、設定が引き継がれない項目があります。
詳細は、△のパターンで引き継がれない項目を参照して下さい。

×

互換なし

設定を引き継ぐことは出来ません。
(サポート対象外)

 

△のパターンで引き継がれない項目

バージョンアップした場合、次の情報を引き継ぐことはできません。[Clientセットアップ]プログラムより再度設定を行って下さい。

Clientセットアップ

接続の承認処理をする
[TCP/IPの設定] − [アダプタの選択]

 

CD-ROMを使用してインストールす

CD-ROMを使用して[Live Help Client]プログラムをインストールするには、以下の操作を行ってください。

  1. CDドライブに[Live Help Client]プログラムのCD-ROMをセットします。

    Live Helpのインストールプログラムが自動的に起動し、インストール画面(下図)が表示されます。CD-ROMを差し込んでもインストール画面が表示されない(オートラン機能が作動しない)場合は、CD-ROMに格納されている"SWSETUP.EXE"を起動してください。



  2. [インストール]メニューの[Systemwalker Live Help Client]をクリックします。

    [ユーザー アカウント制御](UAC)画面が表示された場合は、[続行]を選択してください。



  3. ようこそ画面が表示されたら、[次へ] をクリックします。



  4. 注意画面が表示されます。

    内容をよく読み、問題がなければ[次へ]をクリックします。



  5. プログラムのインストール先を指定します。

    デフォルトのインストールフォルダは以下の通りです。必要に応じて変更してください。



  6. [Live Help Client]の起動方式を選択します。

    各オプションの詳細については、“設定の変更”の“[Live Help Client]プログラムをサービスとして実行”を参照してください。



  7. 利用する通信方式を選択します。



  8. インストール設定を確認します。

    表示されている設定で問題がなければ、[インストール]をクリックしてください。インストールが開始されます。

    インストールの終わりに、システムファイル(レジストリ) が更新され、[Live Help Client]と[Clientセットアップ]ショートカットが、スタートメニューの[Live Help]フォルダに追加されます。



  9. 完了画面が表示されたら、適切なオプションを選択して[完了]をクリックします。

     

Live Help インストーラカスタマイズウィザードを使用してインストールす

[Live Help インストーラカスタマイズウィザード]プログラムは、インストーラ実行時の各設定をあらかじめ簡単なウィザードによって登録するプログラムです。これにより、初期設定済みの[Live Help Client]プログラムまたは[Live Help Expert]プログラムを展開することができます。

カスタマイズの内容は、カスタマイズ情報としてテキストファイルに保存されるため、カスタマイズしたパッケージの内容を確認することもできます。

◆Live Help インストーラカスタマイズウィザードを使用したインストールの流れ

[Live Help インストーラカスタマイズウィザード]プログラムを使用して[Live Help Client]プログラムをインストールするには、以下の作業を行ってください。

  1. [Live Help インストーラカスタマイズウィザード]プログラムを起動する
  2. インストールパッケージを選択する
  3. カスタマイズ項目を設定する
  4. インストールパッケージを保存する
  5. カスタマイズしたパッケージをインストール対象のマシンに配布する
  6. 配布先フォルダ内のSETUP.EXEを実行する
  7. インストールが完了したら、OSを再起動する

各ステップの詳細な手順については、次節以降を参照してください。

[Live Help インストーラカスタマイズウィザード]プログラムを起する

[インストーラカスタマイズウィザード]プログラムを開始するには、以下の操作を行って下さい。

  1. CDドライブに [Live Help Client] プログラムのCD-ROMをセットします。

    Live Helpのインストールプログラムが自動的に起動し、インストール画面(下図)が表示されます。CD-ROMを差し込んでもインストール画面が表示されない(オートラン機能が作動しない)場合は、CD-ROMに格納されている"SWSETUP.EXE"を起動してください。



  2. [ツール]メニューの[Live Help インストーラカスタマイズウィザード]をクリックします。



  3. [Live Help インストーラカスタマイズウィザード]ウィンドウが表示されます。

    [Live Help インストーラカスタマイズウィザード]ウィンドウの各フィールドについて説明します。

インストールパッケージを選する

[Live Help インストーラカスタマイズウィザード]プログラムを起動すると最初に表示される[インストールパッケージの設定]画面で、カスタマイズするインストールパッケージを選択します。

また、この画面ではインストール種別、Live Help Clientの個別設定およびインストール時に表示する画面も設定できます。

設定完了後、[次へ]ボタンをクリックすると、指定されたインストールパッケージの内容を確認して、次の画面に移行します。

インストールパッケージの内容に不備がある場合、エラーメッセージが表示されます。その場合は、正しいインストールパッケージを選択し直してください。

 

カスタマイズ項目を設定する

インストールパッケージを選択したら、詳細なカスタマイズ項目の設定に進みます。

以降に各設定画面の設定内容を説明します。
なお、個々の設定項目の詳細な説明については、“設定の変更”を参照してください。

 

◇インストール先フォルダの設

[インストール先フォルダの設定]画面では、[Live Help Client]プログラムをインストールするフォルダを設定できます。

インストール先に、以下の文字を含むことはできません。

◇起動方式の設

[起動方式の設定]画面では、Live Help Clientの起動方法を設定できます。この画面は、Live Help Clientインストールパッケージを選択した場合のみ表示されます。

◇通信方式の設

[通信方式の設定]画面では、Live Help Clientで利用する通信方式を設定できます。

◇ユーザ名の設

[ユーザ名の設定]画面では、Live Helpの接続で利用するユーザ名を設定できます。

Live Help接続では、接続毎に一意のユーザ名が設定されている必要があります。そのため、ユーザ名を直接指定する場合は十分ご注意ください。

◇インストール終了時の動

[インストール終了時の動作]画面では、インストール終了後の動作を設定できます。

Live Help Clientを使用するには、インストール後OSの再起動が必要です。

Live Help Client の設

[Live Help Client の設定-I]および[Live Help Client の設定-II]画面では、Live Help Client動作時の初期設定を変更できます。

Live Helpインストール時には「NumLock / ScrollLock / CapsLockを接続時に同期しない」設定になっています。

 

インストールパッケージを保する

[インストールパッケージの保存]画面で、カスタマイズしたインストールパッケージを保存します。

保存先を指定したら、[次へ]ボタンをクリックして下さい。カスタマイズ済みのインストールパッケージが保存されます。
カスタマイズ内容は、保存先フォルダ内の「custom.txt」に保存されます。

 

ソフトウェアのアンインストー

インストールされた[Live Help Client]プログラムは、以下の方法でアンインストールすることができます。

◆Windows(R) 2000の場合

  1. コントロールパネルの[アプリケーションの追加と削除]をダブルクリックする。
  2. 一覧から、[Live Help Client]を選択する。
  3. [削除]をクリックする。

◆Windows(R) XP / Windows Server 2003 STD / Windows Server 2003 EEの場合

  1. コントロールパネルの[プログラムの追加と削除]をダブルクリックする。
  2. 一覧から、[Live Help Client]を選択する。
  3. [削除]をクリックする。

◆Windows Vistaの場合

  1. コントロールパネルの[プログラム]-[プログラムのアンインストール]をクリックする。
  2. 一覧から、[Live Help Client]を選択する。
  3. [アンインストール]をクリックする。
  4. [ユーザー アカウント制御]画面で[続行]をクリックする。

◆Windows Server 2008 STD / Windows Server 2008 EEの場合

  1. コントロールパネルの[プログラムと機能]をダブルクリックする。
  2. 一覧から、[Live Help Client]を選択する。
  3. [アンイストール]をクリックする。


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