付録B クラスタシステムで使用する用語

クラスタシステム

クラスタソフトウェアで構築した高信頼システム全体

クラスタソフトウェア

クラスタシステムを実現するためのソフトウェアです。
PRIMECLUSTER、MSCS、Microsoft(R) Fail Over Clusteringなどを総称してクラスタソフトウェアと呼びます。

クラスタサービス

クラスタソフトウェアが管理する資源のグループの単位です。グループ内の資源をクラスタソフトウェアが管理し、異常時には切り替えを行う単位となります。

クラスタ上のアプリケーション

クラスタサービスに登録して、異常時には待機系に切り替わるアプリケーション

クラスタリソース

クラスタサービスを構成する個々の資源を指します。
論理IPアドレス、共有ディスクなど総称してクラスタリソースと呼びます。

ローカルリソース

クラスタシステムを構成する各ノードだけで使用する資源を、クラスタリソースと区別してローカルリソースと呼びます。

論理IPアドレス

クラスタサービスに登録する論理的なIPアドレスです。クラスタサービスごとに割り当てます。

物理IPアドレス

クラスタシステムを構成する各ノードに設定するIPアドレスです。各ノードに割り当てます。

運用系

クラスタサービスが稼働しているノード

待機系

クラスタサービスが稼働していないノード

プライマリノード

主に運用系として使用するノード

セカンダリノード

主に待機系として使用するノード

共有ディスク

異常時に業務を引き継ぐために、各クラスタサービスの資源を共有するディスクです。

ローカルディスク

各ノードに設置されているディスクを、共有ディスクと区別してローカルディスクと呼びます。

クラスタフォルダ

Systemwalkerコンソールのノード一覧に表示される[クラスタ]ツリー配下のフォルダをクラスタフォルダと呼びます。

クラスタ名

クラスタソフトウェアをインストールするときに、設定するクラスタシステムの名称です。

運用形態名

クラスタシステムの状態を表示する監視マップ上のラベルです。クラスタシステムの状態を表示するため、ユーザが任意の文字列を設定できます。

シングル環境

クラスタシステムを使用しないで、Systemwalker Centric Managerを運用している環境。