Systemwalker Centric Manager クラスタ適用ガイド Windows編 - Windows(R)共通 - |
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第2部 運用管理サーバ編 | > 第7章 運用 |
クラスタシステム運用時の注意事項を以下に示します。
Systemwalker Centric Managerのクラスタシステム運用時では、WWWサーバへ論理IPアドレスを通してアクセスを行います。このため、WWWサーバへ物理IPアドレスを使って運用する場合は、WWWサーバへ複数のIPアドレスからアクセスできるように設定する必要があります。設定方法については、使用するWWWサーバの説明書を参照してください。なお、Interstage Application Serverを使用する場合は、以下の注意が必要です。
複数のIPアドレスの設定ができないため、WWWサーバでは論理IPアドレスを使用するように設定してください。この場合、物理IPアドレスを使ってWWWサーバへアクセスすることはできません。
運用管理クライアントでSystemwalkerコンソールを起動したときに指定する接続先のホスト名には、Systemwalker Centric Manager用グループのネットワーク名を指定してください。なお、事前に運用管理クライアントのhostsファイルには、プライマリノード、セカンダリノード、およびSystemwalker Centric Manager用グループのネットワーク名の定義を行ってください。
検出モードを“高速”にした場合、論理インタフェースを持つノードの論理IPアドレスを独立したノードとして、検出することがあります。その場合は、独立して検出されたノードを削除し、検出対象を“既存ノードの更新”として、ノード検出を実施してください。
なお、検出モードに“確実”または“カスタム”を選択し、“ARPテーブルを参照する”のチェックを外した場合は、本現象は発生しません。
以下に切り替え発生時の注意について説明します。
フェールオーバが発生した場合、[Systemwalkerコンソール]は、以下のメッセージボックスを出力します。
これらのメッセージボックスを出力したままの状態で、運用管理サーバのサービスの自動切り替えが行われた場合、クラスタ共有ディスクの所有権も変更となり、[Systemwalkerコンソール]の終了に失敗する場合があります。
また、以下の条件でフェールオーバが発生したとき、以後の処理の場合に、異常を発生するときがあります。その場合は、Systemwalker Centric Managerのサービスを再起動したあと、[Systemwalkerコンソール]を再起動してください。
ローカルユーザでログインした場合、フェールオーバまたはフェールバックが発生すると、“ログインしたユーザは参照権以上の権限がありません。再ログインしてください。”という旨のメッセージが出力されることがあります。この場合、Systemwalker Webコンソールにログインし直してください。
なお、Systemwalker Webコンソールのログイン画面で指定したユーザは、以下の順に検索されます。
(ローカルコンピュータとドメイン上に同じ名前のユーザが存在する場合は、ローカルコンピュータのユーザでログインします。)
クラスタシステム運用時は、ドメインユーザでのご使用をお薦めします。
運用管理サーバ自身にポリシー配付する場合、ポリシーを適用するタイミングは、[すぐに適用する(配付先のサービスを再起動する)]を選択してください。
[すぐに適用する(配付先のサービスを再起動する)]を選択してポリシーを配付した場合は、クラスタ運用管理ビューを起動し、サービスビューでCentric Manager用クラスタサービスを再起動してください。
クラスタシステム上で資源配付を使用する場合、以下の点に注意してください。
クラスタシステム上でアプリケーション管理を使用する場合、以下の点に注意してください。
運用管理サーバにSystemwalker Operation Managerをインストールした場合、以下の点に注意してください。
Systemwalker Operation Managerの自動運用支援(イベントアクション機能)は、Systemwalker Centric Managerの機能として動作し、システム監視と一緒にフェールオーバするため、片方のノードでしか動作しません。
セキュリティ情報とは、ロールに所属するユーザに関する情報、またはツリーに対するアクセス権に関する情報のことです。
以下の設定で、フェールオーバ時、画面のアクセス権の定義情報が、セカンダリノードに引き継がれます。
画面のアクセス権の定義方法については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”および“Systemwalker Centric Manager 資源配付機能編”を参照してください。
Systemwalker Centric Managerを使用するOSアカウント(ユーザ、グループ)が、プライマリノード、セカンダリノードで同一となっていない場合などに、ノードの切り替え時に、イベントログに以下のような警告メッセージが出力されることがあります。
リストア(移行)できなかったアクセス権情報があります。詳細は、XXXX(=ファイル名)を参照してください。 |
上記メッセージが出力された場合は、詳細情報を参照して原因を取り除き、Administratorsグループに所属するユーザで以下の手順を行い、切り替え発生前の運用系のセキュリティ情報を移行してください。
dmmkbat -d -f ファイル名 |
指定するファイルの拡張子は、batにしてください。抽出した情報は、指定したバッチファイルに出力されます。
バッチファイルの転送先は、任意のディレクトリを使用してください。
バッチファイルは、Administratorsグループに所属するユーザで実行してください。
ログの収集は、プライマリノード、セカンダリノードで実施してください。
クラスタシステム上で監査ログ管理機能を使用する場合、以下の点に注意してください。
mpatmlog -H サーバ名 [部門管理サーバ/業務サーバから運用管理サーバへ通信できる運用管理サーバのIPアドレス] |
mpatmlog(ログ収集コマンド)の詳細については、"Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル"を参照してください。
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