Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編(互換用) - UNIX/Windows(R)共通 -
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第2部 監視システムを構築する> 第16章 ポリシーの設定と配付> 16.7 ポリシーの情報を出力する

16.7.2 ポリシーを出力する手順

ポリシーの内容を出力する流れを下図に示します。

■定義体を出力する手順

  1. 以下のコマンドを実行します。

    mppolcollect -A -o directory

    →指定したディレクトリ配下に各機能の定義体が出力されます。

    mppolcollect(ポリシー情報移出コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

出力される各機能の定義体は、以下のとおりです。

コマンドの投入元

オプション指定 (注3)

運用管理サーバ

各ノード

(運用管理/部門管理/業務サーバ)

リポジトリ上のポリシー定義情報

適用済み

ポリシー

ローカル

定義

運用管理サーバ

-A -o <dir>

○ (注1)

 

 

-n <指定ホスト> -o <dir>

○ (注2)

 

 

-o <dir>

 

部門管理サーバ

-o <dir>

 

業務サーバ

-o <dir>

 

注1)
複数のノードが対象になります。
注2)
-n オプションで指定されたノードだけが対象になります。
注3)
出力される情報は、<dir>に出力対象のサーバの代表IPアドレスと同一のディレクトリを作成し、その配下にノードごとの情報を出力します。
※ 運用管理サーバ上で-Aオプションまたは-nオプションで運用管理サーバのホスト名が指定された場合は、ポリシーとして配付した(または配付予定の)情報(リポジトリ上の情報)を出力します。

■ポリシー出力で失敗した場合

ポリシー出力で失敗した場合の対処方法を以下に示します。

  1. ポリシー情報移出コマンド(mppolcollect)実行時に出力されたメッセージを確認し、“Systemwalker Centric Manager メッセージ説明書”の該当メッセージに記載されている対処を実施してください。
  2. [1.でエラーが対処できない場合]

    移出先に作成される管理ファイル(manage.ini)を参照し、以下の記述があるか確認してください。

    [mppolcollect]
    ALLEND=OK

  3. [2.でエラーが対処できない場合]

    manage.iniファイルの[IP]セクションの情報を確認し、情報取得が失敗している箇所を特定してください。

    [IP]
    10.124.121.91=OK
    10.124.124.24=NG
    WHOLE=OK

    キー

    • XXX.XXX.XX.XXX:IPアドレス
    • MYNODE:自ノード
    • WHOLE:Systemwalker全体の情報

    • OK:情報取得成功
    • NG:情報取得失敗
  4. [3.でエラーが対処できない場合]

    移出先に作成される管理ファイル(manage_ip.ini)を参照し、以下の記述があるか確認してください。

    [NodeInfo]
    IP_ALL_END=OK

    情報取得に失敗しているコマンドを特定した後、“コマンドと採取情報の対比表”を参照し、関連する設定情報を確認してください。

    [コマンドと採取情報の対比表]

    ※ インストールされている機能のコマンドのみ実行します。

    [オプションと管理ファイルのパスの対応表]

    オプション

    管理ファイル

    -A -o <dir>

    <dir>/manage.ini
    <dir>/<IPaddress>/manage_ip.ini

    -n <node> -o <dir>

    <dir>/manage.ini
    <dir>/<IPaddress>/manage_ip.ini

    -o <dir>

    <dir>/manage.ini
    <dir>/manage_ip.ini

  5. [4.でエラーが対処できない場合]

    以下の手順で内部ログを確認し、エラーの原因を取り除いてください。

    内部ログ(Solaris版):/var/opt/FJSVftlc/backup/mppolcol.log

    内部ログ(Windows版):Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\mpcmtool\log\mppolcol.log

    1. 「Exec:」と「2.で特定したコマンド名」をキーに、コマンドを実行した時間のログエントリを特定します。
    2. 特定したログエントリの次の行に出力されているメッセージ(日時などのヘッダがないメッセージ)を確認し、エラーの原因を取り除きます。

      例)内部ログ出力

      2004/07/31 15:29:33 I 00000 Exec:/opt/FJSVfwnm/bin/P_MpNetmgr -A -out /tmp/r_n1 Rc(0)
      P_opagt: エラー: 227: ノード(sunafukin) は[イベント監視の動作環境設定]のポリシー定義が未実施のため情報は移出されません。
      P_opagt: エラー: 234: ノード(sunafukin) は[監視ログファイル設定]のポリシー定義が未実施のため情報は移出されません。

  6. [5.でエラーが対処できない場合]
    保守情報収集ツール(swcolinf)ですべての機能の資料を採取し、富士通技術員に問い合わせてください。

mppolcollect (ポリシー情報移出コマンド)、mppviewc(プロセスの動作状況表示コマンド)、swcolinf(保守情報収集コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。


ポリシーを出力する場合の注意事項


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