Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編(互換用) - UNIX/Windows(R)共通 -
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第2部 監視システムを構築する> 第11章 ネットワーク/システムを監視する> 11.2 ネットワーク/システムの稼働状況を監視する> 11.2.2 ノードの稼働状況を監視する

11.2.2.1 ノード状態の表示の設定をする

[ノード状態の表示]の設定は、[監視マップ]上で、ノードの状態を色分け表示する場合に指定します。設定により、[監視マップ]上の特定のノードやサブネット配下のすべてのノードの状態を、MIB情報を取得することにより監視し、状態に対応した色のノードアイコンの枠で表示することができます。

ノード状態変化を検出したときに、Systemwalkerコンソールの監視マップ上のノード状態色を変更するとともに、メッセージとして状態変化を通知する場合にも指定します。また、長時間ダウン(IPレベルの応答がない)した状態のノードを、自動的に構成情報から削除する場合にも指定します。ノード状態の表示の設定では、以下の項目を設定します。

設定する項目

意 味

[対象]

ノード状態の表示の対象を設定します。

[生存期間]

長時間ダウン(IPレベルの応答がない)した状態のノードを、自動的に構成情報から削除する場合、ダウン状態の経過日数を設定します。

[通知イベント]

ノードの状態変化を検出した場合にイベントを通知する設定を行います。

ただし、インストール直後の初回のノード監視では、前回のノード状態(監視デーモンを停止した直前の監視結果)が不明のため、イベントを通知しません。2回目以降の監視で、状態変化があった場合にイベントを通知します。

[ポーリング]

ポーリング間隔、ポーリング処理を行う時間帯、ポーリングのタイムアウト時間を設定します。

1〜999分の間隔で指定します(初期値: 60分)

ポーリング間隔

ポーリング間隔とは、監視処理が終了してから次に監視処理を行うまでの時間の間隔であり、監視開始時刻の間隔ではありません。

■手順

  1. [Systemwalkerコンソール]の[ツリー選択]コンボボックスから、[ノード状態の表示]の設定を行う対象が存在するツリー(ノード一覧、ノード管理、業務管理)を選択します。
  2. ノード管理ツリーまたは業務管理ツリーを選択した場合は、[ファイル]メニューから[監視ツリーの選択]を選択し、[監視ツリーの選択]ダイアログボックスに表示されるツリーの中から目的のツリーを選択します。
  3. 選択したツリーの中から[ノード状態の表示]の設定を行う対象のフォルダまたはノードを選択します。
  4. [ポリシー]メニューから[ポリシーの定義] -[ノードの監視]-[ノード状態の表示]-[フォルダ]または[ノード]を選択します。

    →[ノード状態の表示]ダイアログボックスが表示されます。

  5. ノード状態の表示の対象、生存期間、通知イベント、およびポーリング間隔について設定します。

ダイアログボックスの詳細は、“Systemwalker Centric Manager オンラインヘルプ”を参照してください。

■ノード状態の表示のポリシー設定につい

ノード状態の表示のポリシーは、以下の単位で設定できます。

設定したポリシーは、以下のように扱われます。

◆コミュニティ名について

MIB情報を取得する際に使用する設定値(SNMPv1、SNMPv2cの場合、コミュニティ名、SNMPv3の場合、SNMPv3の設定)は、各ノードの[ノードプロパティ]の[ネットワーク]タブ内の設定値(SNMPv1、SNMPv2Cの場合は、[Rコミュニティ名]、SNMPv3の場合はSNMPv3の設定)を用います。

◆SNMPバージョンについて

MIB情報を取得する際に使用するSNMPバージョンは、各ノードの[ノードプロパティ]の[ネットワーク]タブ内の[有効なSNMPエージェントのバージョン]で選択したバージョンを使用します。

◆ポーリングの設定

[ポーリング間隔指定]を選択してポリシーを設定した場合、最初にポリシー設定を適用した時点、または、動作時間帯の開始時刻に必ず最初のポーリングが行われます。それ以降のポーリングは、監視処理が終了してから[ポーリング間隔指定]にて指定された時間が経過するごとに行われます。また、動作時間帯の終了時刻以前に処理を開始すると、終了時刻を過ぎても、処理が終了するまで実行されます。

◆ポリシーの設定変更について

[ポーリング間隔]の設定を変更した場合、監視スケジュールが変更されます。

[ポーリング間隔]以外の設定を変更した場合は、監視スケジュールは変更されません。

例1)

  1. 0:00に[ポリシーの設定]:[有効]、[ポーリング間隔]:30分のポリシーを適用します。
  2. 0:20に[ポリシーの設定]:[有効]、[ポーリング間隔]:1分のポリシーを適用します。

    →0:30ではなく、0:21に監視が行われます。

例2)

  1. 0:00に[ポリシーの設定]:[無効]、[ポーリング間隔]:30分のポリシーを適用します。
  2. 0:20に[ポリシーの設定]:[有効]、[ポーリング間隔]:30分のポリシーを適用します。

    →0:50ではなく、0:30に監視が行われます。

■長時間ダウン状態のノードが構成情報から削除されると

[ノード状態の表示]の[生存期間]の設定を行った場合、ある期間連続して監視対象ノードが停止状態であると、構成情報から削除されます。ノードが削除されると、以下の管理情報も同時に削除されます。


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