Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編(互換用) - UNIX/Windows(R)共通 -
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第2部 監視システムを構築する> 第10章 イベント監視の設定をする> 10.5 アクションを定義する

10.5.10 アプリケーションを起動する

イベント発生時にアプリケーションを起動するためには、[イベント定義/アクション定義]-[通知/実行アクション]の設定が必要です。アプリケーション起動の[アクション定義(詳細)]ダイアログボックスでは、以下の項目について設定します。

[アプリケーションを起動する]チェックボックスをチェックした場合だけ、定義詳細について設定します。[起動ファイル]を設定しなかった場合は、アクション実施時に、アプリケーションを起動しません。また、[起動ファイル]と[パラメタ]の長さの和が、1022バイトを超えることはできません。

パラメタに“%MSG"、“%DATE"、“%HOST"を指定すると、以下のように置き換えられます。なお、置き換えた後、1024バイトを超える部分は出力されません。

“%MSG”、“%DATE”、“%HOST” を使用する場合は、%の前に半角の空白が必要です。また、“%MSG”で渡されるメッセージは、メッセージ監視アクションのメッセージの編集に指定したスクリプトで編集する前のメッセージです。

[アクション定義(詳細)]の呼び出し方法については、“アクションを定義する”の“[イベント定義/アクション定義]の呼び出し方法”を参照してください。

■アクション実行ログを出力する

mpaosactrev(アクション実行履歴の表示コマンド)を実行すると、アクション実行履歴ファイルに、以下の形式で表示されます。

時刻 番号 PROGRAM 処理 [CMD=”コマンド文字列”]


項目は、以下の値を表しています。

項目名

時刻

出力したアクションの情報の処理を行った日時

番号

イベント監視の条件定義と比較したイベントのサービスを起動してからの通番です。

処理

以下のどれかになります。

START:
アクションを開始しました。

NORMAL:
コマンドの起動が正常終了しました。

ERROR:
なんらかの理由により、コマンドの起動に失敗しました。

CMD="コマンド文字列"

処理が“START”の場合に、起動したコマンド文字列(コマンド名+パラメタ)を表示します。

■注意事項

Windows Vista/Windows Server 2008 STD/Windows Server 2008 DTC/Windows Server 2008 EE/Windows Server 2008 for Itanium-Based Systemsでは、画面を表示するようなアプリケーションは指定できません。そのようなアプリケーションを指定した場合、アクション実行時にOSが出力する「対話型サービスダイアログ検出」画面が表示され、アプリケーションが強制終了されます。


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