Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編(互換用) - UNIX/Windows(R)共通 -
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第1部 簡単にシステムを構築する(簡易設定モード)> 第6章 イベント監視の条件定義の設計> 6.5 イベント監視の条件定義を行う

6.5.1 イベントログに出力されるメッセージの場合

以下の手順で、監視したいSafeCLUSTERの状態遷移のメッセージを特定し、イベント監視の条件定義を行います。

  1. 監視したいメッセージを特定する
    1. エラー種別の特定
    2. ラベルの特定
    3. メッセージテキストの特定
  2. 表示の形式を設定する
    1. 監視イベント種別の登録
    2. 監視イベント種別の設定
    3. 重要度の設定

ここでは、以下のイベントを例に説明します。

日付:2003/04/11
時刻:17:24:14
種類:情報
ユーザ:N/A
コンピュータ:systemwalker
ソース:SafeCLUSTER
分類:なし
イベントID:2903
説明:SafeCLUSTER: 情報: dmrcc: 2903: 状態遷移を開始します。

■監視したいイベントを特定する

◆正規表現

以下の項目を特定する場合、正規表現を使用しイベントを特定します。

正規表現の詳細については、“正規表現の設定例”を参照してください。

正規表現

説明

.

任意の1文字を表します。

*

直前の文字を反復することを表します。

^

文字列の先頭であることを表します。

$

文字列の末尾であることを表します。

[文字列]

文字列中の任意の1文字を表します。

[^文字列]

文字列以外の任意の1文字を表します。

[文字a-文字b]

文字aから文字bまでの任意の1文字を表します。

 

◆[エラー種別]の特定

メッセージの[エラー種別]を指定します。

◆ラベルの特定

メッセージのラベルを指定します。ここでは、必ず半角で入力してください。

◆メッセージテキストの特定

メッセージテキストを指定します。

■表示の形式を設定する

特定したメッセージをSystemwalker Centric Managerで監視するため、重要度の変更を行います。

また、SafeCLUSTERから発生したメッセージを分かりやすく表示するため、監視イベント種別を変更します。

ここでは、以下のように設定します。

変更項目

変更前

変更後

重要度

一般

重要

監視イベント種別

アプリケーション

制御ミドルウェア

 

◆監視イベント種別の登録

SafeCLUSTERのメッセージの監視イベント種別は、“アプリケーション”と表示されます。

ここでは、“制御ミドルウェア”と表示させるため、[サーバ環境定義]ダイアログボックスの[詳細設定]ボタンをクリックし、[サーバ環境定義詳細]ダイアログボックスから監視イベント種別を登録する必要があります。

追加ボタンをクリックし、“制御ミドルウェア”と入力します。

 

◆監視イベント種別の設定

監視イベント種別を変更したい場合に設定します。初期設定が“アプリケーション”となっています。

この例では、SafeCLUSTERから発生したメッセージを分かりやすく表示するため、[メッセージ詳細]ダイアログボックスの監視イベント種別の設定で“制御ミドルウェア”を指定してください。

◆重要度の設定

Systemwalker Centric Managerの監視イベント一覧に表示させるため、メッセージの重要度を変更します。

この例では、早急に対処する必要があるイベントのため、[メッセージ詳細]ダイアログボックスの重要度の設定で“重要”を設定してください。


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