Systemwalker Centric Manager API・スクリプトガイド - UNIX/Windows(R)共通 -
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第2部 API> 第4章 APIリファレンス

4.29 Mp_PopupDomain2()関数

■機能説明

指定されたドメインに接続しているすべてのコンピュータに、ポップアップメッセージを表示します。

■呼び出し形式

  
long Mp_PopupDomain2(unsigned char *AppName, char *domain,unsigned char *MsgText,char *exehost)

■パラメタ

AppName:
呼び出し元のアプリケーション名のアドレスを指定します。
アプリケーション名は64バイト以内で指定します。
domain:
メッセージを表示するドメイン名のアドレスを指定します。
ドメイン名は15バイト以内で指定します。
MsgText:
ポップアップに表示するメッセージのアドレスを指定します。
メッセージは128バイト以内で指定します。
exehost:
アクションを実行するホスト名(アクション実行を選択したクライアント)のアドレスを指定します。
NULLを指定した場合は、 [アクション環境設定]画面で指定したホストでアクションが実行されます。

■参照

アクション管理のAPIを参照してください。

■復帰値

0以上:
正常。
負の値:
エラー。
MPACT_PARAMERR:
パラメタエラーです。

パラメタに誤りがないかを確認してください。

MPACT_NOMEMORY:
メモリ不足です。

ページファイルのサイズを拡張するか、またはメモリを増設してください。

MPACT_NOTMOVE:
アクション管理サーバが起動されていません。

サービス“Systemwalker MpAosfB”が起動されていることを確認してください。

MPACT_COMFAIL:
アクション管理サーバとの通信に失敗しました。

サービス“Systemwalker MpAosfB”、および“Systemwalker MpAosfX”が起動されていることを確認してください。

MPACT_SYSERR:
アクション管理サーバでエラーが発生しました。

イベントログ/syslogに出力されたメッセージを参照してエラーの原因を取り除いた後、Systemwalker Centric Managerを再起動してください。再現する場合は、保守情報収集ツールを使用して[イベント監視]の資料を採取した後、技術員に連絡してください。

MPACT_NOTDLL:【Windows】
アクション要求用DLLがロードできません。

アクション管理に必要なファイルf3crhxac.dll(64bit版の場合はf3crhxac_64.dll)が、以下のフォルダにあるかどうかを確認してください。

 Systemwalkerのインストールディレクトリ\mpwalker\bin

ない場合は、Systemwalker centric Managerを再インストールするか、または保守情報収集ツールを使用して[イベント監視]の資料を採取した後、技術員に連絡してください。

MPACT_EXCEPT:【Windows】
不当な領域のアドレスが指定されました。

内部論理異常が発生しています。保守情報収集ツールを使用して資料を採取した後、技術員に連絡してください。保守情報収集ツールの使用方法については、“Systemwalker Centric Manager メッセージ説明書”の“保守情報の収集方法”を参照してください。

■API格納場所

アクション管理のAPIを参照してください。

■注意事項

■使用例

ポップアップメッセージ送信(ドメイン)APIの使用例を以下に示します。

  
#include "f3crhxac.h"

unsigned char *AppName = "ポップアップAPI" ;  // 依頼元アプリケーション名
char *domain           = "Domain" ;           // 送信先のドメイン名
unsigned char *text    = "システムを停止します。" ;  // 送信するメッセージテキスト
long lrc ; 

lrc = Mp_PopupDomain2(AppName,domain,text,NULL) ;
if ( lrc < 0 ) {
    /* エラー処理 */
}

/* 正常終了 */


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