Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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第3章 一覧表> 3.2 ネットワークMIB

3.2.2 Interfacesグループ

管理対象ノードの持つインタフェースの数、およびそれぞれのインタフェースの詳細情報(MACレベル)を把握したい場合には、InterfacesグループのMIBオブジェクトを参照します。インタフェースの番号がインスタンス番号に対応しているので、インスタンス番号を指定することで、参照したいインタフェースのMIBオブジェクトを特定できます。

[表:InterfacesグループのMIBオブジェク]

管理項目

MIBオブジェクト

説明

構成管理

 ifNumber

システムでのIP通信可能なインタフェースの数

○ifIndex

インタフェースの番号(1からifNumberまで)

○ifDescr

インタフェース名

○ifType

インタフェースのタイプ(1:other 6:ethernet-csmacdなど)

○ifMtu

インタフェースで通信可能なIPデータグラム最大数

○ifSpeed

インタフェースの現在の帯域幅(ビット/秒)

○ifPhysAddress

インタフェースのMACアドレス

障害管理

○ifAdminStatus

IP通信を行うインタフェースの現在の状態(管理上)
1:Up 2:Down 3:test

○ifOperStatus

IP通信を行うインタフェースの現在の状態(運転上)
1:Up 2:Down 3:test

ifAdminStatus とifOperStatusの組み合わせは以下のとおり

 

ifAdminStatus

1

2

3

ifOperStatus

1

アップ

 −

 −

2

失敗

ダウン

 −

3

 −

 −

テスト中

 

ifAdminStatus およびifOperStatusが共に 1の場合に、正常なIP通信が可能

○ifLastChange

IP通信を行うインタフェースの現在の運転状態になったときのsysUptime値

性能管理

○ifInOctets

メディアから受信したオクテット総数

○ifOutOctets

メディアに送信したオクテット総数

○ifInDiscards

上位層プロトコルに渡す際に資源の制限のために破棄されたパケット数

○ifOutDiscards

送信の際に資源の制限のために破棄されたパケット数

○ifInErrors

上位層プロトコルに渡すのに妨げとなるエラー(フォーマットエラーなど)があったパケット数

○ifOutErrors

エラーのため送信できなかったパケット数

○ifInUcastPkts

上位層プロトコルに渡されたユニキャストパケット数

○ifOutUcastPkts

上位層プロトコルがユニキャストアドレスで送信要求したパケット総数(破棄やエラーパケット数も含む)

○ifInNUcastPkts

上位層プロトコルに渡されたユニキャスト以外(ブロードキャスト、マルチキャストなど)のパケット数

○ifOutNUcastPkts

上位層プロトコルがユニキャストアドレス以外(ブロードキャスト、マルチキャストなど)で送信要求したパケット総数(破棄やエラーパケット数も含む)

○ifInUnknownProtos

未知や未サポートプロトコルのため破棄された受信パケット数

○ifOutQLen

送信待ち行列のパケットサイズ

○: テーブル型のオブジェクト

あるインタフェースでの送受信エラー率、ある時刻xから時刻yでの送受信の総バイト数、1秒ごとの送受信バイト数、利用率は以下の計算式で把握できます。


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