Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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第2章 ファイルの形式> 2.4 構成情報> 2.4.3 インベントリ情報CSVファイル

2.4.3.4 レジストリ情報

■ファイル名

reg_base.csv

■使用用途

資源配付スケジューリング機能を用いて、運用管理サーバに通知されたインベントリ情報を、CSV形式でファイルに格納できます。インベントリ情報は、ドメイン単位にハードウェア、ソフトウェア、テキスト情報、レジストリ情報に分けて格納され、本ファイルにはレジストリ情報が格納されます。

これらのファイルは、インベントリ情報が通知された時点で、最新の情報に更新されます。

■格納場所

Windows
UNIX

DRMS管理ファイル\invsts\s_ドメイン名\

■ファイル形式

次の表に示す項目名は、上位に示した値は左から並びます。各項目は“, (カンマ)”で区切ります。

各項目の値が最大値に満たない場合は、残りのフィールドには空白が入ります。ただし、各項目の最大値が不定の場合、空白は入りません。

以下に、配付インベントリ情報の格納ファイル形式を示します。

項目名

長さ
(B)

値の形式

備考

文字コード

7

SJISまたはEUC

デフォルトSJIS

レコード種別

3

ivr

 

通知受信タイムスタンプ

19

YYYY/MM/DD hh:mm:ss

 

システム名

128

 

システム種別

4

SERVまたはCL

 

システムのコメント

30

 

""で囲む

状態

不定

[数値属性]
以下の値が設定されます。
0: 収集成功
1: [キーまたは値の名前が存在しない]
2: [収集未サポートの種類]
3: [値のアクセスで異常発生]

 

データ

不定

レジストリ内容
「状態」のステータスが0の場合のみ、格納されます。

内容中のダブルクォートは、2つのダブルクォートに変換されます。
例: レジストリ内容が「aaa"bbb」である場合、「"aaa""bbb"」となります。
内容中のシングルクォートは、全角のシングルクォートに変換されます。(英語版では半角の空白に変換)
例: レジストリ内容が「aaa'bbb」である場合、「"aaa’bbb"」となります。

注) 当項目はインベントリデータベースに格納される際には255文字を上限として格納されます。

""で囲む

名前

不定

レジストリ項目名

注) 当項目はインベントリデータベースに格納される際には255文字を上限として格納されます。

""で囲む

種類

不定

[文字属性]
レジストリ項目のタイプによって以下の文字列が設定されます。

REG_SZ
REG_DWORD (REG_DWORD_LITTLE_ENDIAN)
REG_MULTI_SZ
REG_QWORD

レジストリキー、またはレジストリ項目が存在しない場合には空の文字列が設定されます。

""で囲む

拡張パラメタ

不定

通常は0固定です。

「種類(型)」の値が7(REG_MULTI_SZ)であった場合に有効となり、REG_MULTI_SZ内の文字列の数だけ、1から順にインクリメントされます。(インデックスとして使用)

 

レジストリキー

不定

[レジストリキー名]

例) HKEY_LOCAL_MACHINE\CurrentControlSet\Services\aic78xx

注) 当項目はインベントリデータベースに格納される際には255文字を上限として格納されます。

""で囲む

説明

不定

regdata.ini(前述)で設定した説明文が、「状態」のステータスが0の場合のみ格納されます。

内容中のダブルクォートは、2つのダブルクォートに変換されます。
例: 説明文が「aaa "bbb」である場合、「"aaa""bbb"」となる。

内容中のシングルクォートは、全角のシングルクォートに変換されます。(英語版では半角の空白に変換)
例: 説明文が「aaa'bbb」である場合、「"aaa’bbb"」となる。

注) 当項目はインベントリデータベースに格納される際には255文字を上限として格納されます。

""で囲む

■使用例1

使用例のcsv情報は、192バイト目以降(項目名:状態〜説明)の収集例です。

存在するREG_SZ値を収集した場合

0,"REG_SZの内容です","ExistItem","REG_SZ",0,"HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\...\AnyWhere","説明"

■使用例2

存在するREG_DWORD値を収集した場合 (0x01000が設定されていた場合)

0,"4096","ExistItem","REG_DWORD",0,"HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\...\AnyWhere","説明"

■使用例3

存在しないREG_SZ値を収集した場合

1,,"nonExistItem","",0,"HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\...\AnyWhere",

■使用例4

存在するREG_MULTI_SZ値(3行分)を収集した場合

0,"1行目","ExistItem","REG_MULTI_SZ",1,"HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\...\AnyWhere","説明"
0,"2行目","ExistItem","REG_MULTI_SZ",2,"HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\...\AnyWhere","説明"
0,"3行目","ExistItem","REG_MULTI_SZ",3,"HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\...\AnyWhere","説明"

■使用例5

存在するREG_BINARY値を収集した場合

2,,"ExistItem","REG_BINARY",0,"HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\...\AnyWhere",

■使用例6

存在するREG_SZ値の収集で何らかの異常が発生した場合(収集失敗)

3,,"ExistItem","",0,"HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\...\AnyWhere",

■使用例7

存在するREG_QWORD値を収集した場合(0x1000200030004000が設定されていた場合)

0,"10進で表現した値","ExistItem","REG_QWORD",0,"HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\...\AnyWhere","説明"


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