Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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第1章 コマンドリファレンス> 1.2 コマンド

1.2.234 opfmt(メッセージ作成/出力コマンド)

■機能説明

本コマンドは、“ラベル: エラー種別: メッセージテキスト”の形式でメッセージを作成し、そのメッセージを標準エラー出力へ表示するとともに、システム監視エージェントへメッセージを通知します。

システム監視エージェント未起動時は、メッセージ一時保存ファイルに保存され、システム監視エージェント起動時に読み込まれます。

■記述形式

【Windows版】

opfmt

[-c] [-f flags] [-l label] [-s errclass] format [args]

【UNIX版】

opfmt

[-c] [-f flags] [-l label] [-s errclass] [-g catalog:msgnum] format [args]

■オプション

-c:
このオプションは無視されます。
-f flags:
このオプションは無視されます。ただし、指定した場合は引数を指定しなければなりません。
-l label:
作成されるメッセージのラベル文字列を指定します。labelは、Windows版の場合は256バイト以内の文字列、UNIX版の場合は25バイト以内の文字列を指定してください。接尾辞のコロン“:”は自動的に付加されます。

labelが指定されない場合のメッセージ形式は、“エラー種別:メッセージテキスト”です。

-s errclass:
作成されるメッセージのエラー種別文字列(重要度)を指定します。errclassは以下の表にある“指定する文字列”の中から1つを指定します。これにより、エラー種別と重要度が決まります。エラー種別の接尾辞のコロン(:)は自動的に付加されます。指定されない場合は、Windows版の場合はERRORが使用され、UNIX版の場合はエラーが使用されます。
-g catalog:msgnum【UNIX版】:
作成されるメッセージのテキスト文字列をメッセージカタログで指定します。catalogにはメッセージカタログ名を、msgnumには取り出したいメッセージテキスト番号を指定し、コロンでつないだ1つの文字列とします。catalogは14バイト以内の文字列を指定してください。これらの文字列には、NULL“\0”、スラッシュ“/”およびコロン“:”は使用できません。

環境変数LC_MESSAGESまたはLANGに設定されたロケールに、catalogで指定したメッセージカタログが存在しない場合、または、msgnumが範囲外の場合、opfmtはCロケールからテキストを取り出そうとします。これに失敗すると、opfmthコマンド行から渡されたままのformat文字列をメッセージテキストとして使用します。メッセージカタログについての詳細は、システムが提供しているgettxt(3c)mkmsgs(1)のマニュアルページを参照してください。

format[args]:
 
【Windows版】
formatには、システムが提供しているprintf()関数と同じ形式のメッセージテキストを指定します。argsには、formatに必要な引数を指定します。formatの指定に対してargsの数が多い場合は、余分なargsは無視されます。formatの指定に対してargsの数が少ない場合、その結果は不定です。

なお、指定できる書式は文字列"%s"だけです。

【UNIX版】
formatには、システムが提供しているprintfコマンドと同じ形式のメッセージテキストを指定します。argsには、formatに必要な引数を指定します。formatの指定に対してargsの数が多い場合は、余分なargsは無視されます。formatの指定に対してargsの数が少ない場合は、その結果は不定です。

指定できる書式は文字列“%s”だけです。また、“%”をメッセージテキストとして使用する場合は、2つ連続させて(“%%”)記述します。

システムが提供しているprintfコマンドについての詳細は、printf(1)のマニュアルページを参照してください。

■復帰値

0:
正常終了
1:
異常終了

■参照

表:イベント監視用コマンド

■コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\bin

UNIX

/opt/systemwalker/bin

■実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

【UNIX】

■注意事項

【UNIX版】

■使用例1

opfmt -l LABEL -s INFO "test message"

■使用例2

opfmt "test message"

■実行結果/出力形式

実行した結果は以下の形式で監視イベント一覧に表示されます。

ラベル: エラー種別: メッセージテキスト

注意: ラベルとエラー種別、エラー種別とメッセージテキストの間は“: "(コロンと空白)で区切られます。

ラベル: -lオプションで指定した文字列

エラー種別: -sオプションで指定した文字列に対応するエラー種別

メッセージテキスト: formatで指定した文字列実行環境による差異はなし

[上記使用例1を実行した場合]

LABEL: INFO: test message

[上記使用例2を実行した場合]

ERROR: test message

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