Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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第1章 コマンドリファレンス> 1.2 コマンド> 1.2.55 drmsrcv(上位の接続サーバへの資源取り出し要求コマンド)

1.2.55.1 メンテナンス版数の取り出し

■機能説明

メンテナンス版数を取り出します。

■記述形式

drmsrcv

-a rms -F add -K [-v メンテナンス版数名] [-e メンテナンス版数の世代] -n 取り出し先ノード名 [-W] [-L 分割量 -T 時間間隔] [-G quick | apply]

■オプション

-a rms:
本コマンドの機能を指定します。本オプションでは"rms"と指定します。
-F add:
登録済メンテナンス版数の取り出しを依頼することを指定します。本オプションでは"add"と指定します。
-K:
登録済みメンテナンス版数の適用情報にかかわらず、すべての世代を取り出します。取り出し資源の適用情報(適用種別/適用予定日時)は登録済メンテナンス版数の各世代の値になります。
-v メンテナンス版数名:
取り出しメンテナンス版数名を指定します。メンテナンス版数名は、ASCII(8文字以内)の英数字で指定します。本オプションを指定した場合は、個別メンテナンス版数とみなし、本オプションを省略した場合は、共通メンテナンス版数とみなします。
-e メンテナンス版数の世代:
取り出しを行うメンテナンス版数の世代を指定します。メンテナンス版数の世代は、ASCII(8文字以内)の英数字で指定します。本オプションを省略した場合は、取り出し先システムの最新世代名を指定したものとみなします。
-n 取り出し先ノード名:
取り出し先システムのノード名を指定します。ノード名は、ASCII(128文字以内)、EUC(64文字以内)またはシフトJIS(64文字以内)の全角文字列で指定します。ノード名は、DRMS編集ファイルに記述したnametypeオプションに合わせて、IPアドレスまたはホスト名を指定します。
-W:
本コマンドが取り出し処理を完了するまで、待ち合わせたい場合に指定します。本オプションが省略された場合、取り出し処理の完了を待ち合わせず、即座に復帰します。
-L 分割量:
メンテナンス版数を分割して取り出すときの分割量をMバイト単位で指定します。0.1〜2000の範囲で0.1単位で指定してください。-Tオプションを指定した場合は、必ず本オプションを指定してください。
-T 時間間隔:
メンテナンス版数を分割して取り出すときの送信間隔を分単位で指定します。1〜1440の範囲で指定してください。-Lオプションを指定した場合は、必ず本オプションを指定してください。
-G quick|apply:
クライアント資源のダウンロード種別を指定します。本オプションを省略した場合は、登録済メンテナンス版数の各世代の値となります。
quick:
指定された世代の資源グループを事前配付する場合に指定します。
apply:
指定された世代の資源グループを通常配付する場合に指定します。

■復帰値

0:正常終了
取り出し処理が正常に終了しました。
1:正常終了
取り出し可能なメンテナンス版数がありません。
3:処理継続不可能な使用者エラー
通信処理でエラーが発生しました。詳細はイベントログを参照してください。

二重に取り出されました。取り出し処理ができません。

指定した取り出し先のシステムがありません。

指定したメンテナンス版数がありません。

オプションの指定に誤りがあります。取り出し処理ができません。

4:プログラムエラー
システムエラーが発生しました。取り出し処理ができません。

■コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\drmssv

UNIX

/opt/systemwalker/bin

■実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

【UNIX】

■注意事項

■使用例1

取り出し先システムのノード名“SERV”から、登録済最新世代までの共通メンテナンス版数を取り出し、取り出し処理を待ち合わせます。

drmsrcv -arms -Fadd -K -nSERV -W


■使用例2

取り出し先システムのノード名“SERV”から、登録済最新世代までの個別メンテナンス版数“V01L01”を取り出します。

drmsrcv -arms -Fadd -K -nSERV -vV01L01


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