Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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第1章 コマンドリファレンス> 1.2 コマンド> 1.2.33 drmschk(資源の配付/適用状況確認簡易コマンド)

1.2.33.1 個別ユーザ資源の運用状況確認

■機能説明

指定された資源グループが、指定されたサーバまたはクライアントに未送信か、または未適用かを確認します。

■記述形式

drmschk

-a rsc [-c 確認種別] [-g 資源グループ名] [-v バージョン・レベル] [-e 世代識別名] [-s システム名] [-k システム種別] [-l non | all | normal | abnormal] [-H own | other | all]

■オプション

-a rsc:
本コマンドの機能を定義します。本オプションでは"rsc"と指定します。
-c 確認種別:
運用状況を確認する種別を指定します。本オプションを省略した場合は、"send"が指定されたものとみなします。
send:
未送信か否かを確認します。
apply:
未適用か否かを確認します。
-g 資源グループ名:
確認するユーザ資源が所属する資源グループ名を指定します。資源グループ名は、ASCII(12文字以内)で、先頭が英字の英数字で指定します。本オプションを省略した場合は、登録されているすべての資源グループが対象となります。
-v バージョン・レベル:
確認する資源グループのバージョン・レベルを指定します。バージョン・レベルは、ASCII(8文字以内)の英数字で指定します。本オプションを省略した場合は、空白のバージョン・レベルを指定したものとみなします。
-e 世代識別名:
確認するユーザ資源が所属する資源グループの世代識別名を指定します。世代識別名は,ASCII(8文字以内)の英数字で指定します。本オプションを省略した場合は、登録されている該当資源グループの登録済最新世代が指定されたものとみなします。
-s システム名:
確認するシステム(どのシステムの情報を出力するのか)のあて先システム名を指定します。あて先システム名は、ASCII(16文字以内)、またはシフトJIS(8文字以内)の全角文字列で指定します。あて先システム名には、ワイルド・カードを指定できます。この場合、あて先システム名全体を""(ダブルクォーテーション)で囲む必要があります。ワイルド・カードとして指定できるものは以下のとおりです。

*:任意個の任意の文字列

?:任意の1文字に対する文字

本オプションを省略した場合、すべてのシステムを対象とします。

-k システム種別:
確認するシステムの種別を指定します。本オプションを省略した場合、"serv"が指定されたものとみなします。
serv:
サーバのシステムへの送信/適用状況を確認する場合
cl:
クライアントのシステムへの送信/適用状況を確認する場合
-l non|all|normal|abnormal:
確認した結果の出力形式を指定します。本オプションを省略した場合、"abnormal"が指定されたものとみなします。
non:
確認結果は出力しません。
all:
確認結果をすべて出力します。
normal:
確認結果のうち、正常となった情報だけを出力します。
abnormal:
確認結果のうち、エラーとなった情報だけを出力します。
-H own|other|all:
確認するシステムが、運用管理サーバ配下のサーバ(以降、隣接サーバと呼びます)なのか、サーバ配下のサーバ(以降、非隣接サーバと呼びます)なのかを指定します。本オプションは、-kオプションが省略された場合、または"serv"を指定した場合に有効となります。本オプションを省略した場合、"own"が指定されたものとみなします。
own:
隣接サーバのシステムに対して確認します。
other:
非隣接サーバのシステムに対して確認します。
all:
隣接サーバ/非隣接サーバのシステムに対して確認します。

■復帰値

0:正常終了
指定された資源は、すべて送信済または適用済です。
1:正常終了
指定された資源が送信未または適用未のシステムが存在します。
3:処理継続不可能な使用者エラー
オプションの指定に誤りがあります。確認処理ができません。
4:プログラムエラー
システムにエラーが発生しました。確認処理ができません。

■コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\drmssv

UNIX

/opt/systemwalker/bin

■実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

【UNIX】

■注意事項

■使用例1

資源グループ名を“TEXTDATA”、バージョン・レベルを“V11L10”、世代識別名が登録済最新世代の場合の送信状況を確認します。

drmschk -a rsc -g TEXTDATA -v V11L10


■使用例2

メンテナンス版数“MENTE000”のクライアント適用状況を確認します。

drmschk -a rsc -g SYSLEVEL -v MENTE000 -k cl -c apply

■実行結果/出力形式

以下に確認した結果の出力形式について示します。

2
(1)
  TEXTDATA V11L10    E001   SEND-CHECK
     (2)     (3)      (4)     (5)
  2
  (6)
    SERV1        serv   OK
     (7)         (8)    (9)
    SERV2        serv   NG
     (7)         (8)    (9)

  BINDATA   *        E001   SEND-CHECK
   (2)       (3)      (4)     (5)
  2
  (6)
    SERV1        serv   OK
     (7)         (8)    (9)
    SERV2        serv   NG
     (7)         (8)    (9)

(1)資源グループ数

(2)資源グループ名

(3)バージョン・レベル

(4)世代識別名

(5)確認種別

(6)システム数

(7)システム名

(8)システム種別

(9)確認結果

備考1. 確認種別は、以下のとおりです。

SEND-CHECK:
送信状況の確認
APPLY-CHECK:
適用状況の確認

備考2. 確認結果は、以下のとおりです。

OK:
送信済/適用済
NG:
送信未/適用未

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