Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -

1.2.24 cmsrmpwd(パスワードファイル作成コマンド)

■機能説明

cmgetal、cmdlmodコマンドをサイレントモードで実行する場合に必要なパスワードファイルを作成します。

■記述形式

cmsrmpwd

出力ファイル名 [ユーザ名 パスワード]

■オプション

出力ファイル名

パスワードファイル名を、200文字以内のフルパスで指定します。

フルパスには、英数字だけ指定できます。

ユーザ名

アップデートサイトと通信し、未適用修正情報を取得したり、修正モジュールをダウンロードしたりする場合に使用されるユーザ名です。

ユーザ名をコマンドライン上で指定できます。パスワードと同時に指定する必要があります。

コマンドライン上で指定しない場合は、コマンド実行時に入力プロンプトが表示され、ユーザ名とパスワードの入力が促されます。

パスワード

アップデートサイトと通信し、未適用修正情報を取得したり、修正モジュールをダウンロードしたりする場合に使用されるパスワードです。

パスワードをコマンドライン上で指定できます。ユーザ名と同時に指定する必要があります。

コマンドライン上で指定しない場合は、コマンド実行時に入力プロンプトが表示され、ユーザ名とパスワードの入力が促されます。

■復帰値

0 :

正常終了

1 :

パラメタエラー

2 :

内部異常

■参照

表:ソフトウェア修正管理用コマンド

■実行に必要な権限/実行環境

Administrator権限が必要です。

■注意事項

• 本コマンドの二重起動はできません。
• 本コマンドは、［ソフトウェア修正管理］画面から［最新修正情報の取得］を実行すると、運用管理サーバの作業ディレクトリ配下に出力されます。使用する場合は、運用管理サーバの作業ディレクトリ配下から本コマンドをインターネット接続端末へコピーしてください。
• 本コマンドは、Windows(R) 2000、Windows(R) XP、またはWindows Vistaで使用可能です。使用できるコンピュータのスペックは、運用管理クライアントと同様です。

■使用例

出力したいパスワードファイル名をc:\swsrm\srmpass.datとします。

C:\> cmsrmpwd c:\swsrm\srmpass.dat
username: ..... <RETURN>
password: ..... <RETURN>

上記のコマンドを実行すると、指定されたユーザ名とパスワードを暗号化し、指定のファイル(c:\swsrm\srmpass.dat)に保存します。cmgetalコマンド、cmdlmodコマンドでこのファイルを指定した場合に、このユーザ名とパスワードが使用されます。cmgetalコマンド、cmdlmodコマンドでこのファイルを指定した場合には、ユーザ名/パスワードの入力は促されません。

■実行結果/出力形式

正常終了時は、以下の文字列が標準出力に出力されます。

正常に終了しました。

異常終了時は、以下の文字列が標準出力に出力されます。

実行結果1

パス名はフルパスで指定してください。

実行結果2

ファイル出力に失敗しました。(%d)

実行結果3

指定されたファイルのパスが 200文字を超えています。

実行結果4

指定されたファイルにアクセス権がありません。

実行結果5

指定されたパスはディレクトリです。

実行結果6

パス名には半角英数字しか使用できません。

実行結果7

ユーザ名またはパスワードの指定がありません。

実行結果8

実行権限がありません。Administrators権限を持つユーザでローカルコンピュータにログオンしなおして再度実行してください。
または、システム環境に異常がないか確認後、再度実行してください。