Symfoware Server アプリケーション開発ガイド(JDBCドライバ編) - FUJITSU -
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第5章 アプリケーションのコンパイルおよび実行> 5.2 ネーミングサービスとJDBCデータソース登録ツール> 5.2.1 ネーミングサービスの起動

5.2.1.1 Windows(R)サービス機能を利用したネーミングサービスの起動

ネーミングサービスをWindows(R)サービスに登録して起動する方法について、説明します。ネーミングサービスを以下のOS上で起動する場合、この方法を使用してください。

ネーミングサービスをWindows(R)のサービスに登録することで、パソコンの起動と共に、ネーミングサービスを自動で起動し、バックグラウンドで動作させることができます。上記のOS上でネーミングサービスを起動する場合、ネーミングサービスをWindows(R)のサービスに登録することを推奨します。

■Windows(R)サービスへの登録方法

Windows(R)サービスへの登録は、symjddefnsコマンドを使用します。登録されるサービス名は、Symfoware JDBC Naming Serviceです。登録手順は、以下のとおりです。

symjddefnsコマンドの詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。
  1. コマンドプロンプトを起動します。

    Windows Server(R) 2008において、symjddefnsコマンドは、“管理者: コマンドプロンプト”から実行する必要があります。[コマンドプロンプト]を右クリックして表示されるメニューから[管理者として実行]を選択し、“管理者:コマンドプロンプト”を起動してください。
  2. symjddefnsコマンドを実行して、Symfoware JDBC Naming ServiceをWindows(R)サービスに登録します。
    以下の画面と同じ[ユーザー アカウント制御]ダイアログが表示された場合は、[続行]ボタンをクリックし、処理を継続してください。

【記述例】

JDKをC:\APW\JBK3\JDKにインストールしていて、ネーミングサービスのポート番号を52000にする場合
symjddefns -add -jdk C:\APW\JBK3\JDK -port 52000

■Windows(R)サービスの起動方法

Symfoware JDBC Naming Serviceは、パソコン起動時に自動的に起動します。

手動で起動する場合、以下の手順で行ってください。

  1. [管理ツール]で[サービス]を起動します。

  2. Symfoware JDBC Naming Serviceを選択し、[サービスの開始]ボタンをクリックします。

■Windows(R)サービスの停止方法

Symfoware JDBC Naming Serviceは、パソコンのシャットダウン時に自動的に停止します。手動で停止する場合、以下の手順で行ってください。

  1. [管理ツール]で[サービス]を起動します。

  2. Symfoware JDBC Naming Serviceを選択し、[サービスの停止]ボタンをクリックします。

■サービスの削除方法について

Symfoware Server クライアント機能をアンインストールすると、Symfoware JDBC Naming Serviceも削除されます。

Symfoware JDBC Naming Serviceを手動で削除したい場合、以下の手順で行ってください。

  1. コマンドプロンプトを起動します。

  2. symjddefnsコマンドを実行して、Symfoware JDBC Naming Serviceを削除します。

【記述例】

symjddefns -del

■Windowsファイアウォール機能について

Windowsファイアウォール機能を有効にする場合、以下の手順でWebサーバのポート番号を有効にしてください。

◆Windows(R) XPまたはWindows Server(R) 2003の場合

以下のいずれかのサービスパックを適用してください。

  1. [スタート]メニューの[コントロールパネル]で[Windowsファイアウォール]をクリックします。

  2. [例外]タブの[ポートの追加]ボタンをクリックします。

  3. [ポートの追加]画面で、以下の項目を設定します。

  4. [ポートの追加]画面の[OK]をクリックします。

  5. [例外]タブの[プログラムおよびサービス]リストボックスで、3.で指定した内容が有効になっていることを確認します。

  6. [Windowsファイアウォール]画面の[OK]をクリックします。

◆Windows Vista(R)の場合

  1. [スタート]メニューの[コントロールパネル]をクリックします。

  2. [Windowsファイアウォール]アイコンをダブルクリックします。

  3. [設定の変更]をクリックします。

  4. [例外]タブの[ポートの追加]ボタンをクリックします。

  5. [ポートの追加]画面で、以下の項目を設定します。

  6. [ポートの追加]画面の[OK]をクリックします。

  7. [例外]タブの[プログラムまたはポート]リストボックスで、5.で指定した内容が有効になっていることを確認します。

  8. [Windowsファイアウォールの設定]画面の[OK]をクリックします。

◆Windows Server(R) 2008の場合

  1. [スタート]メニューの[コントロールパネル]をクリックします。

  2. [セキュリティ]をクリックし、[Windowsファイアウォール]をクリックします。

  3. [設定の変更]をクリックします。

  4. [例外]タブの[ポートの追加]ボタンをクリックします。

  5. [ポートの追加]画面で、以下の項目を設定します。

  6. [ポートの追加]画面の[OK]をクリックします。

  7. [例外]タブの[プログラムまたはポート]リストボックスで、5.で指定した内容が有効になっていることを確認します。

  8. [Windowsファイアウォールの設定]画面の[OK]をクリックします。


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