Interstage Application Server/Interstage Web Server メッセージ集
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目次
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43.16 lookup処理で例外が発生した場合の対処
lookup処理で例外が発生した場合は以下を確認してください。
注) 出力される例外情報については、本章内の他の節で説明しています。
■共通の確認事項
- 正しい名前でlookup処理を行っているかを確認してください。
- 正しい形式("java:comp/env"で始まる形式)でlookup処理を行っているかを確認してください。
- deployment descriptorファイルのenv-entry、ejb-ref、ejb-local-ref、resource-ref、resource-env-ref、message-destination-ref、message-destination、またはservice-refタグの定義内容が正しいかを確認してください。deployment descriptorファイルの詳細については、"J2EE ユーザーズガイド"の"deployment descriptorファイルへの記述"を参照してください。
- 環境プロパティのlookupを使用する場合、deployment descriptorの環境プロパティ定義が正しく行われているか確認してください。また、環境プロパティの値が正しく設定されているか確認してください。
- サーバ間連携を使用する場合、以下を確認してください。
- deployment descriptorの他Bean参照情報が正しく設定されているか確認してください。
- 該当EJBアプリケーションがインストールされているか確認してください。
- リソースマネージャのlookupを使用する場合、deployment descriptorの参照リソース情報の設定が正しく行われているか確認してください。
- Interstage管理コンソールまたはisj2eeadminコマンドで正しくリソースマネージャが登録されているか確認してください。
- JDBCドライバを使用している場合は、クラスパスが設定されているか確認してください。
- データベースにSymfowareを使用している場合は、JDBCネーミングサービスが起動しているか確認してください。
- データベースにOracleを使用している場合は、.bindingsファイルが存在するか確認してください。.bindingsファイルが存在しない場合、.bindingsファイルを作成してください。.bindingsファイルは、Interstage管理コンソールを使用して作成します。詳細は、Interstage管理コンソールのヘルプを参照してください。
- .bindingsファイルが存在する場合、.bindingsファイルにJDBCデータソース情報が登録されていない可能性がありますので、再登録してください。
- JMSのコネクションファクトリもしくはJMSのDestinationをlookupしている場合、JMSのリソースが正しく登録されているか確認してください。
- 名前変換機能を利用している場合は、以下を確認してください。名前変換機能の詳細については、“J2EE ユーザーズガイド”の“名前変換機能”を参照してください。
- <app-name>、<jndi-name>または<module-name>が配備したアプリケーション名やモジュール名と正しく対応しているかを確認してください。
- ejb-ref-entry、res-entry、res-env-entry、またはmessage-destination-entryタグの定義内容が正しいかを確認してください。
- クラスローダの分離が“EAR間で分離”または“すべて分離”であるために、他のモジュールのEJBアプリケーションが参照できない場合があります。アプリケーションの構成、クラスローダの分離に問題がないか確認してください。
クラスローダの詳細については、“J2EE ユーザーズガイド”の“クラスローダ”を参照してください。
- Interstage Web Serverを使用し、odsethostコマンドの実行またはinitial_hosts(inithost)ファイルの直接編集によりホスト情報を追加/変更した場合は、次回のCORBAサービス起動時より有効になります。
必要に応じてInterstageを再起動してください。
- JDBCデータソースの新規追加、定義更新、削除はIJServer起動前に実施してください。IJServerが起動している場合は、定義操作後にIJServerの再起動が必要です。
- 起動時/停止時実行クラスでWebサービスを利用する場合は、JAX-RPCのServiceFactoryクラスを使用してServiceオブジェクトを取得してください。
■J2EEアプリケーションクライアントの場合の確認事項
J2EEアプリケーションクライアントの場合は、以下も確認してください。
- JNDI環境プロパティcom.fujitsu.interstage.j2ee.DeploymentDescriptorClientで指定しているdeployment descriptorファイル名(フルパス)が正しいか確認してください。
- 名前変換ファイルを使用している場合は、JNDI環境プロパティEBEpropertiesで指定している名前変換ファイル名が正しいか確認してください。
- リソースアクセス定義ファイルに読み込みの権限があるかを確認してください。
- “J2EE ユーザーズガイド”の“EJBを参照する場合の環境設定”の“クライアント環境での環境設定”を参照して、クラスパスやORBの指定などが正しく設定されているかを確認してください。
■EJBアプリケーションをlookupする場合の確認事項
EJBアプリケーションをlookupする場合は、以下も確認してください。
- 呼出し対象EJBアプリケーションが配備されているか確認してください。
- IJServer(Web + EJB[1VM])に配備されているEJBアプリケーションを、そのIJServer以外から呼び出そうとしていないか確認してください。IJServer(Web + EJB[1VM])に配備されているEJBアプリケーションは、別Java VMのアプリケーションから呼び出すことはできません。
- IJServer(Web + EJB[1VM])以外に、LocalEJBアプリケーションを配備していないか確認してください。IJServer(Web + EJB[1VM])以外にLocalEJBアプリケーションを配備しても、Webアプリケーションからは呼び出すことはできません。
- 参照するEJBアプリケーションがHomeインタフェースとLocal Homeインタフェースを両方実装している場合は、“J2EE ユーザーズガイド”の“deployment descriptorファイルへの記述”を参照してdeployment descriptorファイルの情報内容、lookup処理が正しいか確認してください。
■Webサービスクライアントアプリケーションの場合の確認事項
Webサービスクライアントアプリケーションの場合は、以下も確認してください。
- “J2EE ユーザーズガイド”の“Webサービスの運用”を参照して、環境設定やクラスパスの指定などが正しく設定されているかを確認してください。
■リソースアダプタのConnectionFactoryまたは管理対象オブジェクトの場合の確認事項
リソースアダプタのConnectionFactoryまたは管理対象オブジェクトの場合は、以下も確認してください。
- リソースアダプタが配備されているか、設定した定義名が正しいか確認してください。
- リソースアダプタおよび必要とする関連ライブラリのクラスパスが設定されているか確認してください。
- ConnectionFactoryまたは管理対象オブジェクトの生成に失敗することがないか、リソースアダプタを確認してください。
- ManagedConnectionFactoryのcreateConnectionFactoryメソッドに失敗することがないか、リソースアダプタを確認してください。
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