Interstage Application Server/Interstage Web Server メッセージ集
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7.8.4 es10804
ES: ERROR: es10804: [tttttt] Internal error(%s1) occurred.: CODE=%s2
ES: エラー: es10804: [tttttt] 内部矛盾(%s1)が発生しました。: CODE=%s2
[可変情報]
%s1:関数名
%s2:原因コード
[意味]
内部矛盾が発生しました。
[システムの処理]
処理を中止します。
[ユーザの対処]
以下の対処を行ってください。
- 不揮発運用のイベントチャネルの起動時に、本メッセージの前にエラーメッセージes10055が出力され、本メッセージにおいて関数名%s1が“es_ecc_chtbl_add”、原因コード%s2が“27”である場合、不揮発化運用中のイベントチャネルの蓄積可能なデータ数が変更された可能性があります。不揮発化運用中のイベントチャネルをいったん削除したあとに、再作成してください。
不揮発運用のイベントチャネル/イベントサービスの起動時に、本メッセージが出力され、関数名%s1が“QM program error”で原因コード%s2が“12”、または関数名%s1が“es_ecc_chtbl_add”で原因コード%s2が“4”である場合は、ユニットにイベントチャネルが存在する状態で、ユニットだけを再作成された可能性があります。不揮発化運用中のイベントチャネルもいったん削除したあとに、再作成してください。
-
関数名%s1が“es_ecc_dequeue”、原因コード%s2が“4”である場合、システム資源(IPC)が不足していることが考えらます。システム資源を正しく設定してからシステムのリブート実施後に、再度実行してください。なお、システム資源の詳細については、“チューニングガイド”の“システムのチューニング”−“サーバ機能運用時に必要なシステム資源”−“イベントサービスのシステム環境の設定”を参照してください。
- 不揮発運用のイベントチャネルの通信時に、本メッセージにおいて関数名%s1が“ProxyConnectChk”または“es_ecc_obtain”、原因コード%s2が“40”である場合、以下の手順で、Interstage管理コンソールで使用しているユニットの設定情報、またはesmkunitコマンド実行時に指定したユニット定義ファイルの定義値を確認してください。
なお、定義値に問題がない場合は、不要なコンシューマ・サプライヤの接続情報が残存している可能性があります。esmonitorコマンドまたはInterstage管理コンソールのイベントチャネルの状態画面で、イベントデータの現蓄積数(現蓄積メッセージ数)、接続サプライヤ数、および接続コンシューマ数を確認し、アプリケーションの受信処理が滞っていないかを確認してください。接続情報が残存していた場合は、esmonitorchnlコマンドを使用して不要な接続情報を削除してください。
- イベントサービス運用コマンドを使用する場合
- イベントサービスが起動された状態で、“esmonitor -unit”を実行してユニットの“Use Rate(sys)”に表示された不揮発ファイルの使用率を確認します。esmonitorコマンドの使用方法については、“アプリケーション作成ガイド(イベントサービス編)”(Interstage Application Server Enterprise Editionで提供)の“イベント通信のモニタリング”を参照してください。
- 1.の不揮発ファイルの使用率が90%以上の場合、esmkunitコマンド実行時に指定したユニット定義ファイル上のsyssizeの設定を確認し、見積りに誤りがある場合は、編集します。見積もりについては、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“esmkunit”を参照してください。
なお、不揮発ファイルの使用率はユニット定義ファイル上のsyswarningを使用して監視できます。詳細については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“esmkunit”を参照してください。
- ユニット上に割り当てられたすべてのイベントチャネルをいったんesstopchnlコマンドで強制停止します。
なお、ユニット上に割り当てられたイベントチャネルは、“essetcnfchnl -d”を実行し、unitid項目にユニット名が出力されているイベントチャネルが対象となります。
- ユニット上に割り当てられたすべてのイベントチャネルをいったんesrmchnlコマンドで削除します。
- esrmunitコマンドでユニットを削除します。
- esmkunitコマンドでユニットを作成します。
- 4.で削除したすべてのイベントチャネルをesmkchnlコマンドで作成します。
- Interstage管理コンソールを使用する場合
- イベントサービスが起動された状態で、保存先(ユニット)の情報(モニタ)画面でユニットの[システム使用率(%)]を確認します。
- 1.のシステム使用率が90%以上の場合、保存先名(ユニット)の設定情報画面で表示される[システム用(ユニット制御用)ファイル容量]が不足している可能性があります。保存先の新規作成画面からヘルプを参照し、[システム用(ユニット制御用)ファイル容量]の計算式を目安に[システム用(ユニット制御用)ファイル容量]の設定値を見積もってください。
なお、Interstage管理コンソールを使用してユニットを作成した場合、[システム使用率(%)]は安全値70%〜警告値90%で監視されます。使用率が90%以上になった場合、警告メッセージes20003が出力され、不揮発ファイルの状態は警告状態となります。その後、メッセージ格納域の使用率が低下し、使用率が70%以下となった場合、通知メッセージes20004が出力され、メッセージ格納域の警告状態は解除されます。
- JMSまたはイベントサービスのイベントチャネルの状態表示画面で、ユニットを使用しているイベントチャネルをすべて強制停止します。
- JMSまたはイベントサービスのイベントチャネルの状態表示画面で、ユニットを使用しているイベントチャネルをすべて削除します。
- 保存先(ユニット)を削除します。
- 保存先(ユニット)を作成します。このとき、[システム用(ユニット制御用)ファイル容量]には、2.で見積もった正しい値を設定してください。
- 4.で削除したすべてのイベントチャネルを作成します。
上記以外の場合は、iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。
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