PRIMECLUSTER Wizard for NetVault 導入運用手引書 4.2 - Linux -
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第2章 環境設定> 2.5 その他の設定

2.5.1 NetVault 起動時の動作環境の定義

NetVault 起動時の動作環境を定義することができます。

PRIMECLUSTER Wizard for NetVault では NetVault起動スクリプト(/opt/FJSVclnvt/sys/clnetvault)を実行して、NetVault を起動しています。

NetVault 起動時の動作環境を定義したい場合は、PRIMECLUSTER Wizard for NetVault が提供する外部シェルスクリプトファイルを使用して、処理を定義することができます。

以下に外部シェルスクリプトファイルの設定例を示します。

  1. スーパーユーザになります。
    $ su - root

  2. RMS が起動している場合は、RMS を停止します。
    クラスタを構成している 1ノードにて、以下のコマンドを実行してRMSを停止してください。
    # hvshut -a

  3. vi(1) などを使用して、外部シェルスクリプトファイル (.prenvtstart.ksh) を新規作成します。
    # vi /opt/FJSVclnvt/etc/.prenvtstart.ksh

  4. 外部シェルスクリプトファイルに読み取り権限を付与します。
    # cd /opt/FJSVclnvt/etc/
    # chmod 400 .prenvtstart.ksh

  5. 外部シェルスクリプトファイルを確認してください。
    "ulimit -l 3145728" に設定した場合の例を示します。
    # cat /opt/FJSVclnvt/etc/.prenvtstart.ksh
    ulimit -l 3145728

  6. RMS を起動します。
    任意の 1ノードで以下を実行し、全てのノードの RMS を起動します。
    # hvcm -a

PRIMECLUSTER Wizard for NetVault をインストールしたすべてのノードで定義を行ってください。

上記で設定するスクリプトは、PreOnlineScript が完了した後の NetVault 起動スクリプト内で実行します。


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