Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド (コンポーネントトランザクションサービス編)
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付録E トランザクションアプリケーションのサンプルプログラム(プロセスバインド機能編)> E.3 アプリケーションのコンパイル

E.3.2 スタブ/スケルトンファイルの修正

 IDLコンパイルコマンドにより作成されたスタブ/スケルトンと呼ばれるファイルは、本来、ユーザが修正する必要のないファイルです。
 しかし、以下で示すような場合など、この生成されたファイルを修正することで、比較的容易にアプリケーションを作成することができるようになります。

 開発言語がC++の本サーバアプリケーションの場合、異常出口処理を使用し、かつプロセスバインド機能においてセション中のみ有効な変数を使用するため、以下で説明するようにファイルを修正してください。

1)‘TD_モジュール名_インタフェース名_proto.h (TD_PRCBIND_INTF_proto.h)’ の修正

 この修正は、サーバアプリケーションに異常出口を登録するものです。
 開発言語がC++で前出口、後出口および異常出口を使用する場合は、この生成ファイルを修正する必要があります。

2)‘TD_IDLファイル名.h (TD_prcbind.h)’の修正

 本修正は、当該サーバアプリケーションでセション中のみ有効な変数の定義、すなわち、サーバオブジェクトのプロセス内に作成されたインスタンスにインスタンス変数を定義するものです。
 サーバオブジェクトのインスタンス生成の詳細については、“プロセスバインド機能を使用したトランザクションアプリケーションの作成“を参照してください。


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