Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド (コンポーネントトランザクションサービス編) |
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付録E トランザクションアプリケーションのサンプルプログラム(プロセスバインド機能編) |
本サンプルは、プロセスバインド機能に特化したものです。本機能に影響のない異常時の対応などの処理は簡略化されています。
機能として、初期化処理でセションが開始され、後処理でセションが終了します。その間、クライアントからの参照オペレーション、加算オペレーションおよび減算オペレーションの依頼を受け付け、その処理結果をクライアントに通知するものです。クライアントからの依頼オペレーションは、サーバでセションIDごとに管理している【変数】の値を通知、またはその【変数】に加算/減算するものです。
以下に本サンプルのクライアントアプリケーションの操作手順を示します。
IDL定義ファイルのオペレーション発行契機は、以下のようになります。
1. ユーザIDが入力されると(1)、セションID獲得オペレーション「OP0000」を発行します。そして、獲得したセションIDで初期化依頼用オペレーション「OP0010」を発行し、セションを開始します。
2. リクエストIDが入力されると(2)、以下のように依頼種別ごとにオペレーションを発行します。このオペレーションは、セションが終了しない限り繰り返し発行することができます。
3. ただし、「9(End)」、「X(Program Terminated)」の終了用のリクエストIDが入力されると(3、4)、後処理用のオペレーション「OP0090」を発行し、セションを終了します。
ワークユニット定義で多重度に2以上を定義している場合、サーバオブジェクトは複数存在することになります。その場合、クライアントアプリケーションからの各オペレーションは、どのサーバオブジェクトに依頼されるか解かりません。
プロセスバインド機能は、セションIDをキーに、セション中に依頼されたオペレーションは、必ずセションを開始したサーバオブジェクトに依頼されるように制御されます。
本サンプルを使用するにあたり、提供ファイルを任意のディレクトリに複写し、複写先の環境に合わせて各ファイルをカストマイズすることをお勧めします。
説明にあたり、コマンドなどの例題には、以下の記号を使用して説明します。
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