Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド (CORBAサービス編)
目次 索引 前ページ次ページ

付録D サンプルプログラム> D.3 実行手順(Windows(R))> D.3.8 Portable-ORB

D.3.8.4 Portable-ORB/各種API(net_disconnect)

<作成>

 “静的インタフェース/各種データ型(Java言語)”の<作成>を参照してください。

<実行>

 作成したアプリケーションの実行手順を以下に示します。

  1. 環境変数(サーバ)の設定

     コマンドプロンプトを起動し、環境変数CLASSPATHを設定します。

     set CLASSPATH=.;C:\Interstage\ODWIN\etc\Class\ODjava4.jar;%CLASSPATH%

    注)
     環境変数CLASSPATHは、インストール時にODjava4.jarが設定されます。使用するJDK, JREを変更した場合は、JDK, JREのバージョンに合わせて環境変数CLASSPATHも変更してください。

  2. SSL環境(サーバ)設定

     サーバにおいてSSLの環境設定を行います。SSLの環境設定については、“セキュリティシステム運用ガイド”の“CORBAサービスでSSLを利用する方法”を参照してください。

  3. SSL環境(クライアント)設定

     クライアントにおいてSSLの環境設定を行います。SSLの環境設定については、“セキュリティシステム運用ガイド”の“Portable-ORBでSSLを利用する方法”を参照してください。

  4. サーバアプリケーションの登録

     コマンドプロンプトにおいて、サンプルアプリケーションフォルダへ現フォルダを移動します。その後、registar.batを実行して、サンプルプログラムを実行するために必要なインプリメンテーションリポジトリIDとオブジェクトリファレンスを登録します。

     register.bat


  5. サーバアプリケーションの起動

     exec-SV.batを実行して、サーバアプリケーションを起動します。

     start exec-SV.bat


  6. コネクション数の確認(疎通前)

     odprtcurparamコマンドを使用して、疎通前のコネクション数(IIOP_resp_conのvalueの値)を確認します。

     odprtcurparam


  7. 環境変数(クライアント)の設定

     コマンドプロンプトを起動し、Portable-ORBを動作させるための環境変数CLASSPATHを指定します(PORB_HOME:Portable-ORBのインストールパス(C:\Interstage\PORB))。

     set CLASSPATH=.;%PORB_HOME%\lib\ODporb4.jar;%PORB_HOME%\lib\CosNaming4.jar;%CLASSPATH%

    注)
     使用するJDK, JREを変更した場合は、JDK, JREのバージョンに合わせて環境変数CLASSPATHも変更してください。

  8. クライアントアプリケーションの起動

     コマンドプロンプトにおいて、クライアントアプリケーションフォルダへ現フォルダを移動します。その後、exec-CL.batを実行して、クライアントアプリケーションを起動します。

     exec-CL.bat


  9. コネクション数の確認(疎通後)

     サーバ側のコマンドプロンプトにおいて、odprtcurparamコマンドを使用して、疎通後のコネクション数(IIOP_resp_conのvalueの値)が疎通前より1だけ増加していることを確認します。

     odprtcurparam


  10. クライアントアプリケーションの終了

     クライアント側のコマンドプロンプトにおいてEnterキーを押下し、クライアントアプリケーションを終了します。

  11. サーバアプリケーションの終了

     コマンドプロンプトにおいて、サーバアプリケーションフォルダへ現フォルダを移動します。その後、stop-SV.batを実行して、サーバアプリケーションを停止します。

     stop-SV.bat


  12. サーバアプリケーションの登録削除

     unregister.batを実行して、不要となったサンプルプログラムのインプリメンテーションリポジトリIDとオブジェクトリファレンスを削除します。

     unregister.bat



 サーバ側無通信監視機能やクライアント側無通信監視機能の影響により、“コネクション数の確認(疎通後)”において期待する結果が得られない場合があります。この場合、再度アプリケーションを実行してください。


目次 索引 前ページ次ページ

Copyright 2008 FUJITSU LIMITED