Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド (CORBAサービス編)
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第1部 アプリケーション開発(基本編)> 第6章 アプリケーションの開発(COBOL)> 6.2 サーバアプリケーションのプログラミング(静的スケルトンインタフェース)

6.2.4 サーバの非活性化

 サーバアプリケーションは、利用者からの停止要求を受けた場合、クライアントからの要求を以降受け付けない旨をORBに対して返します。サーバアプリケーションの利用者からの停止要求の方法およびアプリケーションでの停止要求の受信方法等は各ORBベンダーにより異なります。この命令が発行された時点で、ORBは、クライアントから要求されてもサーバアプリケーションに伝えず、クライアントへは例外が返ります。非活性化の方法は、サーバのタイプによって以下のように異なります。

サーバのタイプ

メソッド

shared server

CORBA-BOA-DEACTIVATE-IMPL

unshared server

CORBA-BOA-DEACTIVATE-OBJ

persistent server

CORBA-BOA-DEACTIVATE-IMPL

 CORBA-BOA-DEACTIVATE-IMPLでは、サーバアプリケーションのIMPLEMENTATIONREPオブジェクトをパラメタとして指定します。CORBA-BOA-DEACTIVATE-OBJでは、オブジェクトリファレンスをパラメタとして指定します。

  * サーバの非活性化
     CALL "CORBA-BOA-DEACTIVATE-IMPL" USING
          BOA
          IMPL
          ENV
          RET-VAL.

 なお、ワークユニット運用している場合は、isstopwuコマンドやInterstage管理コンソールから停止操作が実行されることにより、クライアントからの要求を以降受け付けない旨をORBに対して通知します。そのため、アプリケーション側で非活性化用のメソッドを発行する必要はありません。
 ワークユニット運用でないCORBAアプリケーションの場合も、odcntlqueコマンドでサーバアプリケーションの終了を行う場合は、アプリケーション側で非活性化用のメソッドを発行する必要はありません。


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