Interstage Job Workload Server セットアップガイド
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第7章 COBOLのバッチアプリケーションの配備> 7.4 配備手順> 7.4.3 配備定義ファイルの作成

7.4.3.1 配備定義ファイル

配備定義ファイルは、任意のディレクトリ配下に、任意のファイル名で作成します。
配備定義ファイルはviなどのエディタを使用して編集します。

■配備定義ファイルの形式

配備定義ファイル形式は以下のとおりです。

WU_NAME=WU001
BUSINESS_NAME=APP001
LIB_SYSTEM_COPY=YES
DEF_PATH=/myapp/Def
PRELOAD_LIB_PATH=/myapp/Preload
DYNAMICLOAD_LIB_PATH=/myapp/Dynload

各プロパティの詳細について以下に記載します。

プロパティ名

定義項目

説明

必須

WU_NAME

ワークユニット名

COBOLのバッチアプリケーションを配備するバッチワークユニットのワークユニット名を指定します。
存在するワークユニット名を指定してください。(*1)

BUSINESS_NAME

ジョブステップ用イベントチャネルのDestination名

ジョブステップ用イベントチャネルのDestination名を指定します。
存在するDestination名を指定してください。(*2)

LIB_SYSTEM_COPY

ライブラリの配備物格納ディレクトリへのコピー

COBOLのバッチアプリケーションを配備物格納ディレクトリ(バッチワークユニット環境)へコピーします。

必ずYESを指定します。
大文字/小文字を区別しません。

DEF_PATH

定義ファイルの格納パス

アプリケーション定義ファイル(アプリケーションインタフェース定義ファイル、アプリケーション呼出し定義ファイル、およびCOBOLアプリケーション用のアプリケーション連携実行基盤定義ファイル)の格納パスを絶対パスで指定します。
指定したパスには、アプリケーション定義ファイルが必ず存在している必要があります。

PRELOAD_LIB_PATH

プレロードライブラリの格納パス

プレロードライブラリを配置したパスを絶対パスで指定します。
指定したパスには、ライブラリが1つ以上存在している必要があります。
本ディレクトリから配備物格納ディレクトリ(バッチワークユニット環境)へコピーします。


(*3)

DYNAMICLOAD_LIB_PATH

ダイナミックロードライブラリの格納パス

ダイナミックロードライブラリを配置したパスを絶対パスで指定します。
指定したパスには、ライブラリが1つ以上存在している必要があります。
本ディレクトリから配備物格納ディレクトリ(バッチワークユニット環境)へコピーします。


(*3)

#

コメント

コメントを記述する場合に使用します。
例)
#ワークユニット名

○:必須、−:省略可、×:指定しない
*1:セットアップコマンドで作成するバッチワークユニットのワークユニット名は、“ジョブキュー名_CWU”です。
*2:セットアップコマンドで作成するジョブステップ用イベントチャネルのDestination名は、“ジョブキュー名_CSTEPdest”です。
*3:必ず"PRELOAD_LIB_PATH"または"DYNAMICLOAD_LIB_PATH"のどちらかのプロパティを指定してください。両方指定しないとエラーとなり配備できません。


"PRELOAD_LIB_PATH"または"DYNAMICLOAD_LIB_PATH"のどちらかのプロパティを省略した場合、省略した方のライブラリは、再配備時には追加することができません。
例えば、"DYNAMICLOAD_LIB_PATH"を省略した場合、再配備時にダイナミックロードライブラリを追加することはできません。
その場合には、“バッチワークユニットのアプリケーションの配備解除”を行い、新規配備を行ってください。

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