Interstage Job Workload Server リファレンス
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付録A バッチサーバのセットアップコマンドの詳細> A.1 バッチセットアップ情報ファイル

A.1.2 QUEUE要素

QUEUE要素にはジョブの実行環境の情報を設定します。
ジョブの実行環境を複数個設定する場合は、QUEUE要素をジョブの実行環境ごとに個数分設定してください。
QUEUE要素を1〜8の範囲で指定します。
QUEUE要素のイメージを以下の図に示します。

要素

項目名

必須

内容/省略値

Name

ジョブキュー名

ジョブの実行環境で使用する、ジョブキュー、イニシエータの名前を指定します。
英字で始まる15バイト以内の英数字、“-”、“_”で構成される文字列を指定します。
大文字/小文字を区別します。

Concurrency

実行多重度

ジョブの実行環境で運用する、ジョブの最大実行多重度を指定します。
1〜64の数値で指定します。ただし、各QUEUE要素で指定したConcurrencyの要素の合計を、1〜64の範囲にする必要があります。

WUCurrent

バッチワークユニットのカレントディレクトリ

バッチワークユニットで起動したバッチアプリケーションが動作する作業ディレクトリ(カレントディレクトリ)を指定します。
127バイト以内のASCIIコードで指定します。

AutoStart

イニシエータ自動開始

バッチ実行サービスの開始時にイニシエータを起動するかどうかを yes、noで指定します。
省略値は"yes"です。

UserName

ユーザ名

バッチ実行サービスの開始時にイニシエータを起動する場合、起動するユーザ名を指定します。
8バイト以内で指定します。
ユーザ名に"root"以外を指定する場合はユーザがInterstage運用グループに属している必要があります。
省略値は"root"です。

イニシエータを開始するユーザと、バッチワークユニットを起動するユーザは、必ず同じユーザにしてください。同じにしなかった場合は、ジョブのキャンセル要求など、一部の機能がエラーとなります。

○:必須です。
−:省略可能です。

QUEUE要素で指定した情報をもとに、ジョブの実行環境に必要な、Interstageの各資源の名前を、自動的に割り振り作成します。
各資源の名前について“セットアップコマンドで作成する各資源の名前”で説明します。


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