Interstage Job Workload Server 運用ガイド
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第3章 異常時の対処> 3.1 バッチシステムの異常

3.1.4 バッチ実行サービスが異常停止した場合

バッチ業務運用中に、バッチ実行サービス内で致命的な異常が発生した場合や、外的要因などにより、バッチ実行サービスが異常停止した場合の対処と再開方法について説明します。

■バッチ実行サービスの停止の確認

バッチ実行サービスが異常停止した場合、バッチ受付サービス、またはバッチ実行サービスのエラーメッセージがシステムログに出力されます。
エラーメッセージの意味や対処を確認後、“バッチ受付サービスの状態確認” 、および “バッチ実行サービスの状態確認”を行ってください。
ただし、バッチ受付サービスとバッチ実行サービスが両方とも停止している場合は“バッチサービスが異常停止した場合”を参照してください。

■対処とバッチシステムの運用再開

バッチ実行サービスが異常停止した場合、以下の手順で対処とバッチシステムの運用を再開してください。

◆バッチ受付サービスの強制停止

バッチ受付サービスの強制停止”の手順に従って停止してください。

◆バッチ実行サービスの強制停止

バッチ実行サービスの強制停止”の手順に従って停止してください。

◆バッチワークユニットの強制停止

すべてのバッチワークユニットを強制停止してください。
バッチワークユニットの強制停止をする、isstopwuコマンドの形式を以下に示します。

isstopwu -c ワークユニット名

※ ワークユニット名 : ジョブキュー名_CWU
  ジョブキュー名 : バッチ実行基盤で使用しているジョブキューの名前です。

isstopwuコマンドの詳細は、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル (コマンド編)”を参照してください。

◆イベントチャネルの停止

すべてのイベントチャネルを停止してください。
イベントチャネルの停止は、イベントチャネルグループ単位に行います。
ジョブステップ用イベントチャネル、エラー用イベントチャネル、およびジョブ終了用イベントチャネルは、1つのイベントチャネルグループ内に存在するため、1回で3つのイベントチャネルが停止されます。

イベントチャネルを停止する、esstopchnlコマンドの形式を以下に示します。

esstopchnl -g イベントチャネルグループ名 -o off

※ イベントチャネルグループ名 : ジョブキュー名_ChannelGR
  ジョブキュー名 : バッチ実行基盤で使用しているジョブキューの名前です。

esstopchnlコマンドの詳細は、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

◆バッチ実行サービス側の対処

バッチ実行サービスが異常停止したときに出力されたエラーメッセージの対処を参考に、エラーの原因を取り除いてください。

◆イベントチャネルの起動

イベントチャネルを起動してください。
イベントチャネルの起動は、イベントチャネルグループ単位に行います。
ジョブステップ用イベントチャネルと、エラー用イベントチャネル、およびジョブ終了用イベントチャネルは、1つのイベントチャネルグループ内に存在するため、1回で3つのイベントチャネルが起動されます。

イベントチャネルを起動する、esstartchnlコマンドの形式を以下に示します。

esstartchnl -g イベントチャネルグループ名

※ イベントチャネルグループ名 : ジョブキュー名_ChannelGR
 ジョブキュー名 : バッチ実行基盤で使用しているジョブキューの名前です。

esstartchnlコマンドの詳細は、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

◆バッチワークユニットの起動

バッチワークユニットの起動”の手順に従って行ってください。

◆バッチ実行サービスの開始

バッチ実行サービスの開始”の手順に従って行ってください。

◆バッチ受付サービスの開始

バッチ受付サービスの開始”の手順に従って行ってください。


下へ3.1.4.1 ジョブの扱い

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